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昨日、コマンダンテを観て感想を書いたが、エンディングのインタビューが心に残ったのでスペイン語学習も兼ねて、振り返ってみたい。
有名なキューバの民謡グァンタナメラ~♪が流れるエンドクレジットの前にカストロの演説が挿入されている
fidel 1959 1 8
No nos engañamos pensando que en lo adelante todo será fáil.
未来を楽観視して、自分をごまかしてはいけない。
Quizá, en lo adelante,todo sea más difícil.
恐らくこれから先は、皆にとって、さらに困難になるだろう

これは1959年1月8日、バティスタを倒してハバナに入城した際のカストロの演説で、スペイン語だが全文は以下のページにある。
DISCURSO PRONUNCIADO POR EL COMANDANTE FIDEL CASTRO RUZ, A SU LLEGADA A LA HABANA, EN CIUDAD LIBERTAD, EL 8 DE ENERO DE 1959.
その後にホセ・マルティの詩を歌詞にしたguantanameraが流されてちょっと感動した。革命後も侵略や経済制裁で、アメリカに虐げられても、例え棘の道でも国民に対して誤魔化さず真剣にキューバのために尽くしてきた革命家の意志の強さが感じられる一方で、中南米特有の明るさが感じ取れたからだ。たとえ辛くても、キューバの人たちは陽気に振舞い強く生きている、それは決して自身を誤魔化しているのではなく強く生きるためにそう振舞っているのだろう。guantanameraについては下記のブログの方が書かれている。

2003年(2007年公開)アメリカ、スペイン作品監督: オリバー・ストーンEP: ジャウマ・ロウレス、ホセ・イバニュス、アルバロ・ロンゴリア  プロデューサー: オリヴァー・ストーン、フェルナンド・シュリシン 音楽: アルベルト・イグレシアス、ポール・ケリー 出演: フィデル・カストロ、オリヴァー・ストーン、ファニタ・ヴェラストーリー: ハリウッド屈指の『社会派監督』、オリバー・ス
コマンダンテ / Comandante / 人生とは思想と価値観を学ぶ過程



映画の最後のインタビューでオリバー・ストーン監督はゲバラについてカストロに質問し興味深いやりとりを聞けたが、以下では次に監督がガスマンの言葉を引用したシーンを観ていきたい
以下、オリバー・ストーン:O フィデル・カストロ:F

O:俳優のガスマンが70歳のときに言いました。‘人生は二度あるべきだ’
‘最初は練習で二度目を本当に生きるのだ‘と

él siempre cae en la filosofía.
F:彼はいつも哲学的だ
Ojalá..pudiéramos pensar que la vida consta de dos partes.
願わくば、人生は2つの部分から成ると考えたいものだ。
Una parte de la vida es un ensayo y la otra parte de la vida es la verdadera.
1つは練習で、もう1つの方が本物だと。誰でも、そうならいいと思うだろう。(だが生きるのは1度で十分だ。)

O:誰もが人生に後悔します。だからこそ2度目の人生を送りたいと…
人生に後悔してますか?

Sí como todos.
F:ああ、みんなと同じだよ
El hombre es un proceso de aprendizaje de ideas, de valores.
人生とは思想や価値観を学ぶ過程だ。
No nacemos con ideas.No nacemos con unos valores.
我々は思想や価値観を持たずに生まれてくる。
Se nos inculcan.O en parte se autoinculcan.
我々は教え込まれ部分的には自分自身で教え込む。

O:悔やまれる瞬間や過去に戻って変えたいことはありますか?

Si pudiera nacer otra vez...sería como soy en las mismas circunstancias que he vivido, que he nacido.
F:私はもし、もう1度、生まれ変わっても、同じ状況に生まれて、今の自分と同じようになるだろう。

アメリカの経済制裁にも屈せずにここまでキューバを侵略から護ってこれたのも、カストロさんの強固な信念や意志、自信によるところが大きいだろう。時には独裁者と呼ばれる指導者ではあるが、強固な信念によって責任を持って国を治める政治家、ホセ・マルティのように常に誠実に考え理想と貫いてきた政治家、
このような政治家は今日の日本にはいないのだろうか?21世紀にはもう現れないのだろうか。。と考えさせられた

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オリバー・ストーン監督によるインタビューのセンスに驚かされた。このドキュメンタリーは的を得た質問、時にはユーモアやジョークを交えてカストロさんのありのままの素顔を巧みに引き出し、まさに傑作と呼ぶに相応しいだろう。ドキュメンタリー映画でここまで魅せられた映画は初めてだwカストロのことについては今まで他のドキュメンタリーや本、演説などを聴いてきていろいろと調べてもいたが、僕はコマンダンテは今まで観てなかった。COMANDANTEという題名のネーミングセンスもいいが、カメラのアングルや昔の映像などを交えた演出の手法にも引き付けられるものがある。
しかし、なんといってもこの映画の魅力はオリバー・ストーン監督のカストロさんに対する哲学的な質問だw
カストロは監督に対して君は哲学的な質問をするねと指摘されるが、まさにそれがこの作品に深みを加えている。
ただ全く予備知識がない人は、昔の映像が何の解説もなしに挿入されているので混乱したりするかもしれない。この映画はキューバ革命、カストロ、ゲバラについて軽くでもいいから理解してから観られることをお勧めする。

アメリカが上映を拒絶した問題作、とあるがアンクルサムが上映を恐れている理由もよく分かる。まずこの作品が有名なオリバー・ストーン監督によって製作された点、そしてカストロの政治家としてだけでなく人間的な魅力までも巧みに引き出している点もヤンキーにとって面白くない作品だろう。

オリバー・ストーン監督とコマンダンテ・フィデル・カストロという2人の知的な会話を聴いているだけでも飽きさせない、ありのままのカストロを描いた作品、OMANDANTE 
カストロについて一通り知って、より彼について知りたいひとにお勧めしたいドキュメンタリーだ
allcinema
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