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モーターサイクル・ダイアリーズでラテンアメリカの惨状を知ったゲバラは、直ちに革命家になろうと決意したわけではなかった。2度目のラテンアメリカ大陸放浪で、ゲバラが母へ宛てた手紙からは当時の葛藤が伝わってくる。
Vieja:
[…]
En Guatemala podría hacerme muy rico, pero con el rastrero procedimiento de revalidar el título, poner una clínica y dedicarme a la alergia (aquí está lleno de colegas del fuelle). Hacer eso sería lo más horrible traición a los dos yo que se me pelean dentro, el socialudo y el viajero. […]
グアテマラでも、試験を受けて資格を得て、開業しアレルギー医として専念すれば、卑しいやり方ですが裕福になることができます。でもそれでは、僕自身の内面で対立する僕を、社会主義者と旅人としての二人の僕を、裏切ることになるのです

fuente:Carta a la madre desde Guatemala (10 de mayo de 1954).
http://www.centroche.co.cu/cche/?q=node/455

南米各国の社会を蝕む不正、腐敗に対して憤る青年ゲバラ。彼に思想を与えたのは映画モーターサイクル・ダイアリーズでも描かれたDr.ウーゴ・ペシェとイルダ・ガデアさん。ペシェ博士はゲバラにペルーの思想家マリアテギの著作を勧め、イルダさんはゲバラにマルクスをはじめ多くの思想書を勧めともに議論した。イルダさんの著作は最近出版された邦訳(原書そのものは古いが)が興味深い。また気が向いたら感想を書こうと思う。

チェ・ゲバラと歩んだ人生チェ・ゲバラと歩んだ人生
(2011/11/09)
イルダ・ガデア

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今日BSで、「キューバ革命の立役者チェ・ゲバラはかつて医師でもあった。彼はなぜメスを捨て銃を取ったのか?」という観点からキューバ医療をテーマにした番組が放送されるようだ。というわけで、上記のテーマでブログを書いているわけだが。。。

旅のチカラ「医師ゲバラの夢を追う キューバ 作家 海堂尊」
キューバ革命の立役者チェ・ゲバラはもともと医師であった。ゲバラはなぜメスを捨て、銃を取ったのか? ゲバラの見果てぬ夢とはなんだったのか? 自らもかつて外科医として働き、現在は、ペンを武器に医療のあり方を問い続ける作家・海堂尊が、ゲバラの足跡を追う。さらに、ゲバラの思いを引き継ぎ、市民の医療を支える一人の医師と出会う。決して豊かではないキューバの医療の現場で、海堂が目にしたものとは?


以上が番組紹介。


ゲバラはなぜメスを捨て、銃を取ったのか?とは、なかなか惹きつけるテーマだが、たまたま最近僕が制作した自作動画で、同じテーマを扱ったものがある。

para ser médico revolucionario o para ser revolucionario, lo primero que hay que tener es revolución.
革新的な医師になるにせよ、革命家になるにしろ、まずやらなきゃらなないのは、革命である

と当時を振り返り、力説するチェ・ゲバラ。彼を革命へ誘ったのは何か?を感じ取ってもらえれば、制作者として冥利に尽きます。
Discurso en el acto de inauguración del curso de adoctrinamiento
organizado por el Ministerio de Salud Pública el 20 de agosto de 1960
公衆衛生省 研修過程開設式における演説

【追記】
上述のBSの番組を拝見。思ってた以上にゲバラに焦点が当てられていた。
ゲバラの日記やゲリラ戦術論からの引用そして、僕がこないだ作成した演説動画と同じ個所がなぜか「ゲバラの手記」という形で紹介されていた。日本語への翻訳は、人によって違うわけだが、どう考えても番組内で掲載されていたのは、61年の8月にゲバラが厚生省で行った演説の原文を訳したものに違いない。まぁ。。。そんな細かいつっこみをするのは、くだらないゲバラマニアの僕ぐらいなものだろうけど。
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図書館の自動書庫から古本だが、かなり興味深い本を見つけた。「炎の女性たち―カストロ、ゲバラを支えて十年」 (1969年)。表紙から惹きつけられるものがあるこの本では、キューバ革命を支えた4人の女性の革命家たち(revolucionarias)が熱く描かれている。女性ながらモンカダ兵営での作戦に参加された、アイデ・サンタマリア(Haydée Santamaría)メルバ・エルナンデス(Melba Hernández)さん。ラウル・カストロ夫人である、ビルマ・エスピン(Vilma Espín)さん。そしてカストロさんが一番信頼した秘書セリア・サンチェス(Celia Sánchez)さん。いずれの方もキューバ革命史上、有名な革命家だ。上記の4名のレヴォルショナリアスは、カストロさんを、そしてキューバ革命を縁の下から支えてこられたのだ。
炎の女性たち
燃え盛る表紙とタイトルが示すように、この本に登場する女性たちはキューバ革命に対して、男以上に情熱を燃やされた。著者の山本さんのお言葉を借りれば、セリア・サンチェスは人道的なものに立つ、正義感と、激しい火のような情熱を心の中にたくわえられている。また、たとえビルマ・エスピンのように外見が優雅でろうたけた女性でも、正義の前に、信念のために、一歩もひかない戦い抜く激しい性格を持つ女性がキューバの東部には多い、そうだ。そういえば、「キューバの恋人」の女性革命家マルシアもまた、東部出身という設定だった。東部の人たちの血の中には革命の血が流れている、と言われている。
Tierra Caliente(もえる大地!)
Sangre Caliente(もえる血潮)
と彼らは誇らかに言う。

確かに東部はキューバの歴史が示すように、革命の舞台に違いない。カストロさんの革命以前、かつての宗主国スペインからの独立闘争の中心地も東部だった。例えば、今年クライマックスが描かれるNHK大河ドラマ『坂の上の雲』では、米西戦争における東部サンティアゴ・デ・クーバ湾の閉塞作戦が描かれている。

ちなみにこの本の著者の山本満喜子さんは、『坂の上の雲』に登場する帝国海軍大将、山本権兵衛の孫に当たるそうだ。著者紹介欄のこの記述を見てビックリしたんだが、それ以上に山本さんの経歴に驚かされる。アルゼンチンに渡航され日本学校で教師を勤めながら、タンゴ界に入られ、あのペロンの前で2回舞台上で踊られたそうだ。

なぜ大将の孫娘さんがラテンアメリカに渡航されたのか気になったので調べてみたら、また興味深いエピソードが出てきた。かつての同盟国、ナチスドイツの海軍将校と大恋愛をされ、アルゼンチンへ駆け落ちされたそうだ。。この本で扱われている4名のレヴォルショナリアと同様に激動の人生を、山本さんが歩んでこられたことを十分物語るエピソードのひとつだ。

その後、山本さんは通訳などを勤められ、67年にキューバに渡られた。そして、激動の人生を歩んだキューバの女性革命家のビルマさんやセリアさんと近しい間柄になられた。この山本さんの著書の魅力は、直接、著者が彼女らにインタビューされて記されている点にある。また、キューバの女性の情熱だけでなく、キューバ革命の舞台裏資料としても、この山本さんの著書は貴重であることが分かる。キューバ文化交流会会長まで勤められた山本さんは、どうやらキューバと日本の友好を語る上で欠かせない方のようだ。先の記事で紹介した「キューバの恋人」の仕掛け人のお一人も山本さんだそうだ。

おっと、4名の革命家のことではなく、著者の山本さんの話ばかりになりましたwとにかく面白かったので、この本は再出版されてほしいっすね。大きな図書館ぐらいでしか手に取ることが出来ないのが勿体無い。
足に血豆までつくり、靴を脱げば血が流れたと回想される記述は生々しいというより、痛々しい。それでも、シエラでの闘いは素晴らしい日々だったと回想される4名のレヴォルショナリアス。彼女たちを支えたのは、カストロさんが掲げた理念であったに違いない。どんなに険しい山でも、その先に浮かぶ一筋の雲を目指して行軍する。理想の社会を目指して。。。彼女たちの情熱からは「坂の上の雲」で描かれた明治の日本人の清々しさに似たロマンを感じ取れる。
今年の7月末に出版されたばかりの新書。僕が図書館で借りて読んだのは、先々月ぐらいだったけど感想を書くのを忘れていました。ゲバラの最期を描いた本では、最も質が高い一冊。何より心に訴えるものがある本だった。今手元に本は置いてないが、良書なので覚えている範囲で書いてみようと思う。

チェ・ゲバラ 最後の真実チェ・ゲバラ 最後の真実
(2011/07/22)
レヒナルド ウスタリス アルセ

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ボリビアでのゲバラの闘いは、悲惨な様相を呈していただけに読むに耐えない。現地共産党の裏切りから計画は瓦解、いわば負け戦であった。しかし、この本で描かれたゲバラの最期はそのような痛々しさや悲しさ以上のものを読者に伝えるのではないだろうか。ゲバラが最期まで、自らの目的を見失わず、自らの信条を貫き通た様が巧みに描かれている。ゲバラは自らの尊厳を最後の最後まで護った。

チェロの闘いで、ボリビア兵に捕らえられ、殴られた際に、「殴るような真似はしてはならない、そんなことをするなら俺を撃て」とゲバラが言い放つシーン。捕られても、ボリビア兵に革命の大儀を語るシーン。銃殺される際に、ボリビア兵に「しっかり狙え」と喝破するシーン。いずれも、ボリビア兵の心をゲバラが動かしている様が描かれている。
なかでもウエルタ少尉がゲバラに心を動かされ、上官のセンテノ・アナジャ大佐からの、ゲバラ殺害命令を拒否したエピソードは興味深い。このようにカリスマに兵士が心を動かされる心理的描写は、二流映画などでは描くことは出来ない。

ゲバラのボリビアでの活動は、数多くの当事者や関係者によって書かれている。しかし、ゲバラの最期については人によって描かれ方が違う。著者のウスタリス・アルセさんは、マジョール・デ・サン・シモン大学医学部卒後、62~67年医師としての仕事の傍ら、プレンサ・リブレ紙の記者として働かれた。チェの死因は暗殺であるという事実をいちはやく世界に伝え、後に、この発言により身の危険を感じブラジルへ亡命された。したがって、この本はジャーナリスト、医師としての立場からゲバラの最期が描かれている。そして何より特記したいのは、著者は熱烈なゲバラファンであることwそれはもう描写の巧みさなどからも、ひしひしと伝わってくる。

後半の章では、ゲバラの様々な素顔が描かれている。「数学者としてのチェ」「嘘をつけないチェ」などは興味深かった。また、キューバ革命時のゲリラ戦も証言を元に熱く記されている。なかでもゲリラの拠点であったシエラ・マエストラからラスビジャスの平野を横切ってエスカンブライへ行進する際の描写は圧巻だ。

証言とは時に揺らいだりするもの。それが何十年も過去のことならなおさらだ。どこまでが、真実であるかの判断は読者にゆだねられる。しかし重要なことは、著者が何十年もかけて証言を収集し、数多くの断片を一冊の本に組み立てたことだ。コアなゲバラファンから、あまりゲバラについて知らない人まで楽しめる内容となっているこの本は、是非多くの方に薦めたい一冊だ。
昨日からラテンビート映画祭が始まったようですね。津川雅彦さんのトークショウのレポートを読んで、こんな記事をノリで書いてみることにしましたwキューバの恋人deスペイン語~津川雅彦さんに学ぶセニョリータの口説き方~では、津川さんのナンパ術を、キューバの恋人の映画内の会話を基に検証していきます。スペイン語を駆使してキューバ女性を虜にするナンパ術を勉強していきましょうww

津川雅彦“キューバ流”ナンパ術を伝授
俳優・津川雅彦(71)が15日、都内で行われた「第8回ラテンビート映画祭」オープニングイベントで、キューバ流ナンパ術を観客に伝授した。日本・キューバ合作の主演映画「キューバの恋人」(69年)でキューバ人女性に恋をする船員を演じた津川は、現地の求愛法を3日でマスターしたそうで「とにかく見つめることだと。根気よく見ているといつか振り向いてくれるので、振り向いたところで笑うんです」と熱弁。「声を掛けると日本では『失礼ね』と言われるが、あちらの女性はお礼を言ってくれる」と文化の違いを解説した。


さて、

津川雅彦“キューバ流”ナンパを指南[映画.com ニュース] では
「とにかく根気よく女性を見つめていると、振り向いて話しかけてくれる。返事はどうであれ、『自分を褒めてくれた』と受け取ってくれるのがラテンの女性」と“キューバ流”ナンパを指南した。


と述べられる津川さん。まずはスペイン語以前に女性に対して、情熱を持って接することが大事だということですね。
たしかに、映画でも冒頭で執拗に津川さん演じるアキラはキューバ女性にアタックしています。そして、マルシアという美女に出会います。以下はアキラがビーチで、マルシアにナンパするシーンのスペイン語会話。
Lección1 女性を褒める
Marcia:M
Akira:A
マルシアの前にアキラが立ちはだかる。
A Marcia,Buenos días.
M Buenos días,señor.
A Soy japonés.
俺は日本人だよ。
M Ahh Chao!
チャオ(またね)
ここまではスペイン語会話の教科書なんかに出てきそうな一節。友達のもとに戻るマルシアをアキラは真摯に見つめる。アキラの視線にたまりかねたマルシアは、アキラに話しかけてきた。
M Cómo usted se llama?
あなたの名前は(あなたをなんとお呼びすればいいですか?)
A Akira.
アキラだよ
M Akira_
A Si,usted es muy bonito,preciosa.
うん、
ねぇ、君はとっても可愛いよ。
M Si.
シー(ありがとう的に)
<解説>
bonitoは英語でいうpretty。スペインでは主に事物についてのみ使う語だが、中南米では女性を口説く基本語なのでしっかり使いこなしたい単語。「きれいな、かわいい」。
precioso
は英語のpreciousに該当する。貴重な、大切なといった意味のほかに、「美しい」という意として使える。ここでは両者でもなく、<親愛の呼びかけ>として用いられている。

では、次に自己紹介を終えた後、アキラがアタックするシーンを考察してみよう。
Lección2 女性を誘う
M Toma esta libro.
この本を受け取って。
A El diario del Che en Bolivia?
チェのボリビアでの日記かい?
M Si.Un hombre extraordinario.
ええ、類稀な人物だわ。
A Si.Muchas Gracias.
そうだね、ありがとう。
(素直に受け取る一方で、キスをしようとするアキラ)
M No!
A humm,Marcia,puedo ver te esta noche?
マルシア、今夜、君に会えるかい?
M No
いいえ
A Entonces,mañna?
それじゃ、明日は?
M No
A Entonces,pasado mañna?
じゃあ、あさっては?
M NO
A Entonces...あさっての次はなんて言うんだったけなぁ。。
<解説>
toma:tomarの二人称命令形。受け取るの意。
libro:book
extraordinario:extraordinary並外れた、類まれな
hombre:man
ゲバラのボリビアでの日記El diario del Che en Boliviaをアキラに薦めるマルシア。

El Diario Del Che En Bolivia (Che Guevara Publishing Project)El Diario Del Che En Bolivia (Che Guevara Publishing Project)
(2006/01/19)
Ernesto Guevara

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puedo>poderの一人称。英語で言う助動詞canに該当。後ろに動詞の原形をもってくる。~できる
ver:see
esta noche:今夜
puedo ver te esta noche?
このフレーズは、ナンパ術の基本。その場限りに終わらせず、次の段取りをしておくために使う。
entonces:thenそれでは
mañna:tomorrow明日
pasado mañna:あさって
ちなみに、あさっての次はdespués de pasado mañana(明々後日)。日本男児たる者、根気よく攻めるべきだろう。これぐらいの単語は、とっさの時にでも言えるようにしておきたい。

結局、マルシアはサンティアゴへ行くからと言って、アキラから逃れてしまう。しかし、そんなことで、諦めないアキラはマルシアを追いかけるのであった。

■今日のフレーズ
usted es muy bonito,preciosa.
ねぇ、君(あなた)はとても美しいよ。
Marcia,puedo ver te esta noche?
マルシア、今夜、君に会えるかい?


また、気が向いたら、続編書いてみますw
ラテンビート映画祭2011のタイムテーブルが決定したようです!去年も観にいきましたが、今年も見逃せませんね。

今年はキューバと日本の合作映画『キューバの恋人LA NOVIA DE CUBA』が上映されるんですね!この映画は観たことありますが、今年のお勧めの一作ですw若い頃の俳優の津川雅彦さんと、ミス・ハバナの共演。日本語字幕なしで観ましたが、津川さんが流暢なスペイン語を話されるので夢中になりました。
津川さんは僕の母校の先輩でもあるんですね!『キューバの恋人』の上映後のトークショーが新宿で行われるみたいだけど、京都でやって欲しいっすね><
『キューバの恋人』の主演俳優・津川雅彦の舞台挨拶、決定しました!
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キューバの恋人の映画紹介は、ラテンビート映画祭のブログ上でも紹介されていますが、また今度、僕のブログでも軽く紹介しましょう。僕は既に観ているので、映画の感想などを書いてみますね。

キューバの恋人 Filmación de "La novia de Cuba"(優秀映画鑑賞会推薦)
キューバ革命10周年記念 日本・キューバ合作映画

企画:黒木プロダクション、映画同人「キューバ」、ICAIC(キューバ映画芸術産業庁)

監督・編集:黒木和雄
脚本:長谷川四郎、阿部博久、加藤一郎、黒木和雄
撮影:鈴木達夫
録音:加藤一郎
音楽:松村禎三
製作:土本典昭、浅野龍麿、オルランド・デラウェルタ
出演:津川雅彦(アキア)、ジュリー・プラセンシアPlacensia(マルシア)、グロリア・リー (黒人少女)、
フィデル・カストロ(御本人)、チェ・ゲバラ(記録映像)、他キューバの人々
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