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前回は少し、レベルの低い語学学習になってしまったことをお詫びしたい。どうやらこのブログの品位を下げてしまったようだ。そこで、今回はこのブログで扱っているカストロさんの名言について扱おうと思う。今日のフレーズは↓この一文。
Si pudiera nacer otra vez...
sería como soy en las mismas circunstancias que he vivido, que he nacido.
私はもし、もう1度、生まれ変わっても、
同じ状況に生まれて今の自分と同じ様になるだろう。


スペイン語の文法を一通り学ばれた方はご存知だと思うが、ここでは接続法過去形を用いた「現実の事実に反した仮定」が表現されている。ちょうどNHKラジオの毎日スペイン語で接続法過去形を終えたようなので、多少は需要があると見込んで解説してみますw。。といっても僕もスペイン語は、まだまだひよっ子っすけどね。

まずは日常会話レベルの例題から、大学時代に使っていた文法書を片手に、接続法過去形を用いた「現実の事実に反した仮定」を解説してみたい。
【文法の復習】
■現在の事実に反する仮定
今日復習するのは、事実ではないことの仮定を言うときの文法。
以下、例文
Si yo tuviera dinero ahora,iría a Cuba.
「もし僕がお金を持っているとしたら、キューバへ行くのですが。」

簡単に整理すると以下のようになる。
現在の事実:「私はお金を持っていません。」Yo no tengo dinero.
事実に反する仮定:「もし今、私がお金を持っているとしたら」Si ahora yo tuviera dinero
仮定の結び:=「キューバへ行くのですが」iría a Cuba.

お金がないときに、「もし僕がお金を持っているとしたら、キューバへ行くのですが。」と言えば、その反対の「僕はお金がないので、キューバへ行かない。」が事実というわけですね。

「もしも~」の節を仮定節(prótasis)といい、動詞を接続法過去で表し、
「~するのですが」は帰結説(apódosis)と名付け、動詞を過去未来で表します。

さて。。これで一応基礎的なことは解説したことにして、本題に入ることにしよう。冒頭で示したのは、去年にオリバーストーン監督の映画「コマンダンテ」での一節。以下の記事に前文があります。
2010.08.18 理想と信念を貫く指導者 映画Comandanteのエンディングより
オリバーストーンの「悔やまれる瞬間や過去に戻って変えたいことはありますか?」という質問に対して次のように応えられている。
Si pudiera nacer otra vez...sería como soy en las mismas circunstancias que he vivido, que he nacido.
F:私はもし、もう1度、生まれ変わっても、同じ状況に生まれて、今の自分と同じようになるだろう。

以下は語句の解説

pudiera>poderの接続法過去形3人称
nacer:be born生まれる
otra vez:againもう一度
sería>serの直説法過去未来形3人称
mismo:same同じ、同一の
circunstancias:状況
vivido>vivirの過去分詞
ちょっと自信を持って解説できないのが、未来過去後にくる現在完了形だが、las mismas circunstanciasを受ける関係代名詞queの後に続くから、としか解説しようがない。。とにかく何気に発せられた一文であるが、接続法過去形と過去未来形が用いられた「現実の事実に反した仮定」の文法を学習する格好の題材ではないかと想い紹介しましたw
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昨日、コマンダンテを観て感想を書いたが、エンディングのインタビューが心に残ったのでスペイン語学習も兼ねて、振り返ってみたい。
有名なキューバの民謡グァンタナメラ~♪が流れるエンドクレジットの前にカストロの演説が挿入されている
fidel 1959 1 8
No nos engañamos pensando que en lo adelante todo será fáil.
未来を楽観視して、自分をごまかしてはいけない。
Quizá, en lo adelante,todo sea más difícil.
恐らくこれから先は、皆にとって、さらに困難になるだろう

これは1959年1月8日、バティスタを倒してハバナに入城した際のカストロの演説で、スペイン語だが全文は以下のページにある。
DISCURSO PRONUNCIADO POR EL COMANDANTE FIDEL CASTRO RUZ, A SU LLEGADA A LA HABANA, EN CIUDAD LIBERTAD, EL 8 DE ENERO DE 1959.
その後にホセ・マルティの詩を歌詞にしたguantanameraが流されてちょっと感動した。革命後も侵略や経済制裁で、アメリカに虐げられても、例え棘の道でも国民に対して誤魔化さず真剣にキューバのために尽くしてきた革命家の意志の強さが感じられる一方で、中南米特有の明るさが感じ取れたからだ。たとえ辛くても、キューバの人たちは陽気に振舞い強く生きている、それは決して自身を誤魔化しているのではなく強く生きるためにそう振舞っているのだろう。guantanameraについては下記のブログの方が書かれている。

2003年(2007年公開)アメリカ、スペイン作品監督: オリバー・ストーンEP: ジャウマ・ロウレス、ホセ・イバニュス、アルバロ・ロンゴリア  プロデューサー: オリヴァー・ストーン、フェルナンド・シュリシン 音楽: アルベルト・イグレシアス、ポール・ケリー 出演: フィデル・カストロ、オリヴァー・ストーン、ファニタ・ヴェラストーリー: ハリウッド屈指の『社会派監督』、オリバー・ス
コマンダンテ / Comandante / 人生とは思想と価値観を学ぶ過程



映画の最後のインタビューでオリバー・ストーン監督はゲバラについてカストロに質問し興味深いやりとりを聞けたが、以下では次に監督がガスマンの言葉を引用したシーンを観ていきたい
以下、オリバー・ストーン:O フィデル・カストロ:F

O:俳優のガスマンが70歳のときに言いました。‘人生は二度あるべきだ’
‘最初は練習で二度目を本当に生きるのだ‘と

él siempre cae en la filosofía.
F:彼はいつも哲学的だ
Ojalá..pudiéramos pensar que la vida consta de dos partes.
願わくば、人生は2つの部分から成ると考えたいものだ。
Una parte de la vida es un ensayo y la otra parte de la vida es la verdadera.
1つは練習で、もう1つの方が本物だと。誰でも、そうならいいと思うだろう。(だが生きるのは1度で十分だ。)

O:誰もが人生に後悔します。だからこそ2度目の人生を送りたいと…
人生に後悔してますか?

Sí como todos.
F:ああ、みんなと同じだよ
El hombre es un proceso de aprendizaje de ideas, de valores.
人生とは思想や価値観を学ぶ過程だ。
No nacemos con ideas.No nacemos con unos valores.
我々は思想や価値観を持たずに生まれてくる。
Se nos inculcan.O en parte se autoinculcan.
我々は教え込まれ部分的には自分自身で教え込む。

O:悔やまれる瞬間や過去に戻って変えたいことはありますか?

Si pudiera nacer otra vez...sería como soy en las mismas circunstancias que he vivido, que he nacido.
F:私はもし、もう1度、生まれ変わっても、同じ状況に生まれて、今の自分と同じようになるだろう。

アメリカの経済制裁にも屈せずにここまでキューバを侵略から護ってこれたのも、カストロさんの強固な信念や意志、自信によるところが大きいだろう。時には独裁者と呼ばれる指導者ではあるが、強固な信念によって責任を持って国を治める政治家、ホセ・マルティのように常に誠実に考え理想と貫いてきた政治家、
このような政治家は今日の日本にはいないのだろうか?21世紀にはもう現れないのだろうか。。と考えさせられた

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