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たまたまLa Pastera Museo del Cheという、アルゼンチンのゲバラ博物館を運営しているHPで、日本の新聞記事が掲載されているのを発見した。
la pastera
発見してからずいぶん日にちが経ちましたが、まだ記事は健在のようです。
http://www.lapastera.org.ar/spip.php?article636
スペイン語で紹介されていますが、↑のページ内のPDFから閲覧可能。
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ラテンアメリカの革命家、ボリーバルからゲバラまでが夢見た真の連帯機構設立に向けた会合がベネズエラで開かれた。以下時事通信社。

「中南米共同体」が誕生=域内33カ国、米国離れ象徴
【サンパウロ時事】メキシコ以南のすべての中南米諸国33カ国は2日、ベネズエラのカラカスで首脳会合を開き、33カ国でつくる「中南米カリブ海諸国共同体」(CELAC)を正式に発足させた。長らく「米国の裏庭」とやゆされた中南米で、米国を除く新たな地域機構が設立されたことで、米国の域内での求心力は一層低下しそうだ。
 米州には米国やカナダ、中南米の計35カ国が加盟する米州機構(OAS)があるが、米国の影響力が強大で、「中南米支配」の象徴とみられていた。中南米各国では反米左派政権が台頭し、経済発展などで自信を深める中、対米依存からの脱却を目指す新しい枠組みを求める声が強まっていた。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011120300082
(2011/12/03-07:43)



この「中南米カリブ海諸国共同体」(CELAC)については、今年の7月にブログで紹介した。
2011.07.09 中南米で孤立するアメリカ合衆国~OEA(米州機構)からCELAC(中南米カリブ海諸国共同体)へ~
アメリカの求心力が落ちる中、ラテンアメリカ諸国が、連帯しようと努めている。連帯機構への期待は計り知れないほど大きいに違いない。似非連帯機構であるOASはキューバを除外した機構だが、これに取って代わることが出来るのだろうか。僕は実現の可能性は大きいと思う。かつて、ゲバラが三大陸連帯機構へ残したメッセージが思い出されたからだ。

En este continente se habla prácticamente una lengua, salvo el caso excepcional del Brasil, con cuyo pueblo los de habla hispana pueden entenderse, dada la similitud de ambos idiomas. Hay una identidad tan grande entre las clases de estos países que logran una identificación de tipo «internacional americano», mucho más completa que en otros continentes. Lengua, costumbres, religión, amo común, los unen. El grado y las formas de explotación son similares en sus efectos para explotadores y explotados de una buena parte de los países de nuestra América. Y la rebelión está madurando aceleradamente en ella.
この大陸では、一つの言語が話されているも同然だ。ブラジルという例外はあるにせよ、スペイン語を話す人々と(ポルトガル語を話す人々)は両国語が似ているので、互いに意思疎通が出来るからだ。これらの諸国のさまざまの階級間には、類似性があり、他の諸大陸と比べ、一種の完璧な「インターナショナルなアメリカ人」を成し遂げられるのだ。言語、習慣、宗教、共通の主が、この大陸を団結させている。
Mensaje a los pueblos del mundo
a través de la Tricontinental
abril 1967より

トリコンティネンタルといえば、ゲバラの有名なスローガン、
Crear dos, tres... muchos Vietnam, es la consigna
二つ、三つ・・・もっと多くのベトナムを作れ、これが合言葉だ。

という言葉をご存知の方も多いだろう。
21世紀の今日、かつて南米を覆っていた軍事独裁は崩壊し、ベトナムを作る必要性はなくなった。それでも連帯の必要性は高まっているに違いない。北アメリカに依存しない経済システムの構築は彼らの悲願だからだ。それでもひとつの地域が連帯することは容易ではない。でも上記のゲバラのメッセージにあるように、ラテンアメリカは一つの言語、価値観で統一されているのだ。(ブラジルのポルトガル語はスペイン語に似ているとよく言われている)この世界の大陸でラテンアメリカ以上に同質の文化が共存しているところがあるだろうか?
609px-Comunidad_de_Estados_Latinoamericanos_y_Caribeños

EUも言語こそばらばらだが、価値観は似通っている。それでも今日の金融危機が示すように連帯を維持することは難しい。一方、僕たちのアジアはどうだろうか?おそらく、この世界で一番、言語も価値観も宗教もバラバラでまとまり難いのではないだろうか。。。。そういう意味ではラテンアメリカが羨ましい。歴史上の観点からも、アジアでは大きな溝がある。例えば日本がこういった連帯機構を提唱すれば、諸外国はかつての共栄圏を想起し警戒するだろう。。

ラテンアメリカの連帯機構、CELAC「中南米カリブ海諸国共同体」もまだ模索段階。これからが正念場に違いない。彼らにはかつて、ゲバラが上記のメッセージの冒頭で引用した言葉を捧げたい。
Es la hora de los hornos y no se ha de ver más que la luz.
José Martí
いまや鍛錬の時、見つめるべきは光のみ
ホセ・マルティ


今年の共産党大会で自由化の改革案が決定されたが、今回の改革は最も大きなものと言えよう。革命以来、人民の不動産の所有権は文字通り不動であり、それは売買することが許されないという制約も伴った。

大きな改革なだけに、NHKも取り上げている。以下、NHKより

キューバ 初の住宅売買解禁へ
社会主義国のキューバで、1959年の革命以来初めて、住宅の売買が解禁されることになりました。
社会主義国のキューバでは1959年の革命以降、住宅の売買は禁止されてきましたが、3日付けのキューバ政府の機関誌によりますと、今月10日から住宅の売買や譲渡が認められることになりました。売買ができるのは、1人につき住宅2軒までで、キューバに住む国民と永住権を持つ外国人に限って認められるということです。販売価格の4%が税金として買い手と売り手の双方にかけられるということで、キューバ政府は歳入の増加を見込んでいます。慢性的な経済危機に苦しむキューバは、ことし4月の共産党大会で市場原理を部分的に導入することを決めていて、住宅の売買解禁は、先月、解禁された自動車売買に続く改革の柱です。こうした改革について多くの国民は歓迎していますが、その一方で、市場原理の導入が貧富の格差を広げ、社会不安を引き起こすのではないかという懸念の声も上がっています。



CubaDebateにも新しい公報と共に、掲載されている。
Cuba autoriza la compraventa de casas desde la próxima semana (+Gaceta)
キューバで不動産の売買が認可される、発効は来週から
以下は、掲載されていた公報。
1-pagina-de-la-gaceta-oficial-no-35.jpg
余談だが、このCubaDebateの記事にキューバの官報と法律文章を読めるサイトへのリンクを発見しました。
Pagina web de la Gaceta Oficial de la República de Cuba
キューバ共和国憲法も閲覧できます。Constitución de la República de Cuba
気になったのはDECIDIDOSの項で、カストロさんの名前が記されていること。
a llevar adelante la Revolución triunfadora del Moncada y del Granma, de la Sierra y de Girón encabezada por Fidel Castro que, sustentada en la más estrecha unidad de todas las fuerzas revolucionarias y del pueblo, conquistó la plena independencia nacional, estableció el poder revolucionario, realizó las transformaciones democráticas, inició la construcción del socialismo y, con el Partido Comunista al frente, la continúa con el objetivo final de edificar la sociedad comunista;
グランマ号でキューバへ上陸。シエラマエストラでのゲリラ戦で勝利を収め、その後はプラヤ・ヒロンで帝国主義の政府転覆の企ても撃退した。その革命政府の指導者カストロさんのリーダーシップの下、共産主義を目指して邁進する意のことが記されている。
しっかりカストロさんの名前が明文化されているんですね。これを独裁的と捉えるかどうかは、人それぞれだろうけど、革命前のキューバの惨状を起死回生させたのはカストロさんのリーダーシップによるところが大きいことは確か。憲法に明文化されている以上、第一書記の地位から離れてもその存在が影響力を持つはずだ。

アメリカはこの憲法の文章を変えようと、半世紀以上キューバに挑み続けている。その執着心は先日見た以下の記事からも伝わってくる。以下、時事通信社

カストロ前議長「去るべきだ」=キューバ民主化支援を続行-米国務長官
【ワシントン時事】クリントン米国務長官は27日、下院外交委員会の公聴会で、キューバのカストロ前国家評議会議長に関し、「去るべきだ」と述べ、カストロ体制の終結を求める立場に変わりはない点を強調した。また、同国の民主化に向けた支援を続ける方針を示した。
 カストロ前議長は2008年2月、病気を理由に議長職を弟のラウル・カストロ氏に引き継いで引退。今年4月には共産党第一書記も降りたが、影響力は保っている。(2011/10/28-06:15)


英語の記事ではneeds to go意訳すればさっさと逝け。冷戦下、激動の二十世紀を生き抜いたご老人に浴びせる言葉だろうか。そもそもグリンゴこそGo homeだろうw

おっと、随分話が逸れました。この不動産の改革が吉(外貨獲得による経済復興)に繋がるか、凶(格差拡大に終わる)か、諸刃の剣だろうけど、いずれやらなきゃならない改革に違いない。人によっては住んでいるアパートが高額で売り払うことも出来て、不平等が生まれることが懸念される。
今日は革命家チェ・ゲバラの命日。彼の肉体は44年前にこの地上から葬り去られたが、未だにラテンアメリカでは彼の精神が根強く生きている。

カストロさんや両親に宛てた最期の手紙から、ゲバラがボリビアで朽ち果てる覚悟が出来ていたことが読み取れる。
しかし、それはあくまで革命家としての、チェ・ゲバラとしての覚悟に過ぎない。両親、愛する奥さん、子供たちを残してボリビアの地で銃弾に倒れたゲバラは無念であったの違いない。

1997年7月14日、ゲバラの遺骨は戦友たちと共にキューバに帰還した。以下の動画はその時のもの。

下記は動画内で、チェ・ゲバラの娘、アレイダさんのスピーチ。

Querido Comandante:
親愛なるコマンダンテ。
Hace más de treinta años nuestros padres se despidieron de nosotros: partieron para continuar los ideales de Bolívar, de Martí, un continente unido e independiente, pero tampoco ellos lograron ver el triunfo.
私たちの父親たちが、私たちと別れを告げてから30年の歳月が経ちました。父たちは、シモン・ボリバールとホセ・マルティの理想を受け継ぐために、私たちのもとから去っていったのです。その理想とは、統一され独立したアメリカ大陸を実現することでしたが、ボリバールやマルティと同じように、父たちも勝利を目の当たりにするにはいたりませんでした。
En esa época la mayoría de nosotros éramos muy pequeños; ahora somos hombres y mujeres, y vivimos, quizás por primera vez, momentos de mucho dolor, de intensa pena. Conocemos cómo ocurrieron los hechos y sufrimos por ello.
そのころには、私たち遺児の大半は、まだとても小さい子供でした。いま、私たちは大人の男女になって、おそらく初めて大きな苦しみと激しい悩みのときを生きなければならない瞬間に遭遇しています。私たちは、何が起こったのか知っています。そして、そのために苦しむのです。
Hoy llegan a nosotros sus restos, pero no llegan vencidos; vienen convertidos en héroes, eternamente jóvenes, valientes, fuertes, audaces.
今日、あなたたちの屍が、私たちのもとにとどきました。しかし、あなたたちは敗れたわけではなく、英雄に、永遠に若く勇ましく強く大胆な男たちに生まれ変わって帰ってきたのです。
Nadie puede quitarnos eso; siempre estarán vivos juntos a sus hijos, en el pueblo.
その事実を奪い去ることは誰にも出来ません。これから、あなたたちは、いつも息子たち、娘たちと共に、ふるさとに生きていくのです。
(...)
Hasta la Victoria Siempre
¡Patria o Muerte! ¡Venceremos!
勝利の日まで、永遠に。
祖国か、死か。
Vienen convertidos en héroes, eternamente
jóvenes, valientes, fuertes, audaces

GRANMA INTERNACIONAL 1997. EDICION DIGITAL La Habana. Cubaより
訳は「父ゲバラとともに、勝利の日まで―アレイダ・ゲバラの2週間」のコラム、「アレイダがチェの遺骨の前で語ったこと」より。この動画では(...)で示した箇所が省略されてます。

今年の7月末のアレイダさんの公演では、お父さんから受け継がれた精神を感じ取ることが出来た。
2011.07.30 "連帯"とは余っているものを与えることではなく、必要なものを分かち合うこと
上記の演説でアレイダさんが、
Nosotros también le entregamos nuestras vidas.
私たちもまた、命を捧げます。
と言われているように、アレイダさん自身も、小児科医として世界中の貧しい子供を救う形で、祖国そして世界に貢献されている。ゲバラの思想"新しい人間"は今もなお、キューバで生きており、今日も世界中で活躍している。



シルビオ・ロドリゲス(Silvio Rodríguez)さんの名曲フシル・コントラ・フシル(Fusil contra fusil)は僕が最も好きなゲバラにささげられた曲の一つ。作曲されたのは1967年、そう。。ゲバラがボリビアで亡くなった年だ。ネット上で検索すれば、日本語に訳された歌詞も見つかります。ただ、この歌詞訳どっかで見たなぁ。。と思って調べてみたら案の定、「父ゲバラとともに、勝利の日まで」で掲載されていた訳から引用されたものでした。

プロの方の訳の方が正確なのですが、少々直訳過ぎると思うの、いつもどおりこのブログでは意訳の歌詞を掲載します。※以下に掲載する歌詞の訳は、原文の雰囲気を損ねないようにと思案して捻り出した意訳です。

El silencio de monte va
森の中の静寂が
preparando su adiós,
別離を告げている
la palabra que se dirá
in memoriam sera,
哀悼の意として
語られる言葉は、
la explosión.
ラ・イクスプロシォン”爆発”

Se perdió el hombre de este siglo allí
世紀の男はそこで消え去った
su nombre y apellido son:
彼の正体は
¡Fusil contra fusil!
フシル・コントラ・フシル
”銃に立ち向かった銃”
Se quebró la cáscara del viento al sur
南へ吹き抜ける風は殻を断ち破り、
y sobre la primera cruz
はじめの十字架で
despierta la verdad.
真実に目覚める

Todo el mundo tercero va
第三世界中が
a enterar su dolor
哀しみを葬る
con granizo de plomo harán
銃弾と化した雹が
su agujero de honor,
彼の誉れとなり、
su canción.
彼の歌となるだろう。

Dejarán el cuerpo de la vida allí
彼らは生涯の亡骸をそこに残す
su nombre y apellido son:
彼の正体は
¡Fusil contra fusil!
フシル・コントラ・フシル
”銃に立ち向かった銃”

Cantarán su luto de hombre y animal
彼らは人と動物への追悼歌を歌う
y en vez de lágrimas echar
con plomo llorarán
そして涙を流す代わりに、
銃弾で泣き叫ぶだろう
alzarán al hombre
de la tumba al sol
彼らは墓から男を蘇らせ
太陽へ掲げるだろう
y el nombre se repetirán:
そして彼の名を広めるだろう
¡Fusil contra fusil!
¡Fusil contra fusil!
¡Fusil contra fusil!
フシル・コントラ・フシル
”銃に立ち向かった銃”


父ゲバラとともに、勝利の日まで―アレイダ・ゲバラの2週間父ゲバラとともに、勝利の日まで―アレイダ・ゲバラの2週間
(2008/12/29)
星野弥生

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文法も結構無視しました。。w歌詞の翻訳って本当に難しいっすね。どう考えても訳せないなぁ。。という所に限って星野弥生さんの上記の著書に修められている訳(ネットに紹介されてます)を参考にしました。といっても納得いくまで意訳しましたから、ほとんど原型がありません。。w
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