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アメリカ大統領選のリパブリカントの醜い候補者指名争いが、フロリダで加熱している。この地域における試金石は、ヒスパニック系の票を獲得できるか否か。とりわけ祖国から亡命してきたキューバ人の票を獲得することが、彼らの大きな課題であるに違いない。最近の記事ではベンツの宣伝が、特に亡命キューバ人の反感を買い失敗に終わったことを紹介した。企業、政治家は共に彼らを大切にしないと、とんだとばっちりをくらうわけだ。
http://hastasiempre.blog104.fc2.com/blog-entry-345.html


「アラブの春」と呼ばれる中東民主化革命に習い、「キューバの春」を主張するのはギングリッジ元下院議長。 彼はオバマ政権が、米国人のキューバ旅行を解禁し、米国からの家族送金規制を撤廃したことを非難している。

Gingrich, Romney Call for End to Castro Regime In separate Miami appearances, Gingrich proposed a "Cuban Spring," and Romney said he would "strike for freedom in Cuba"
http://www.nbcmiami.com/news/elections/Gingrich-Calls-for-Cuban-Spring--138066073.html

Gingrich said such tactics would include "moral pressure, psychological pressure, information pressure, economic pressure, covert assistance."
様々な圧力をキューバに対して行っていくことに言及するギングリッチ。
As president, Romney said, “we will return to Helms-Burton and the law and we won’t give Castro any gifts.”
ヘルムズバートン法を再び施行し、俺たちはカストロに何もやらない、と強硬姿勢を示すロムニー氏。
国際法を蹂躙する悪法で、キューバのみならず関係のない国まで巻き込むアメリカ。独裁だとキューバを非難する資格などないに違いない。

彼らはカストロ独裁体制打倒という点では同じで、キューバに対し中傷的な発言を行っているが、フロリダでの戦いに勝つためにリパブリカント同士で中傷プロパガンダ合戦を行ってもいる。ギングリッチはロムニーが反移民政策を執ろうとしているというデマをスペイン語で発信した。ヒスパニック系リパブリカント団体Somos Republicansソモス・リパブリカンズ(われらは共和党員)は、ヒスパニックに対して寛大なキングリッチを支援するそうだ。

とはいえ、この勝負はロムニーの勝ちに終わるだろう。どちらも反カストロとはいえ、キングリッチの掲げるクーバン・スプリングはいただけない。
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メルセデス・ベンツと聞けば、誰もが知る高級ブランドだが、アメリカでのプロモーション活動で大きなミスをやらかしてしまった模様。自社の新商品の革新性を伝えるために、ゲバラの有名な写真、「英雄的ゲリラ」のベレー帽の星を、自社のスリー・ポインテッド・スターに置き換えた。
スリー・ポインテッド・スター2
ラスベガスのコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)で披露されたようだ。ベンツのバックには「Viva la revolucion革命万歳」の文字とともにゲバラ。こうして見ると、ゲバラがダイムラーの広報担当者に対して憤っているような気がする。

日本語ではこのニュースは扱われていないが、英語の記事では“thoughtless” and “stupid” 「軽率で愚か」だと手厳しく批判されている。同情はするが、thoughtless” and “stupid”に違いないw
CESは世界に向けて、自社製品をPRする場とはいえ、チェ・ゲバラを憎むアメリカ合衆国で行われるショーだ。アメリカの消費者、とりわけこういう高級ブランドを買う余裕があるのはご年配者だろうが、そういった層はキューバ革命をリアルタイムで見て来た。そしてマイアミには多数の亡命キューバ人がいる。このような事態は事前に予想しておくべきだろう。
スリー・ポインテッド・スター
the Cuban American community, including two U.S. lawmakers, who described Guevara as a "sadistic serial killer" who murdered thousands of men, women and children.
酷い言われようっすね。。。亡命キューバ人はゲバラをこのように捉えてるんですね。。。次の文面も過激
"It's a pathetic apology," Florida Rep. Mario Diaz-Balart, a Republican, said in an interview with FoxNews.com. "He [Guevara] was a cold-blooded killing machine" who "talked about using an atomic bomb to kill all capitalists."
「資本主義者をすべて抹殺するために原爆を用いる」なんてゲバラは絶対に言っていない。これは非常に大きな誤解ですね。ゲバラはアメリカの帝国主義に対して闘争心を燃やしていた。だからといって資本家を殺すとか、ましてや関係のない弱者をそんな風にするはずがない。ゲバラに対する憎しみは、世代を超えて再生産されているのだろうか。
Mercedes' apology for use of Che Guevara photo to promote luxury cars does little to quiet outcry
http://www.foxnews.com/
↓はマイアミ・ヘラルド。
Use of Che Guevara photo in Mercedes-Benz presentation causes stir
http://www.miamiherald.com/
当時CIA諜報員でプラヤ・ヒロン侵攻を指揮し、ボリビアでゲバラと対峙したフェリックス・ロドリゲスFélix Rodríguezがコメントしている。彼は三台もベンツを所有しているそうだが、もう買わないし友達にも買わないように言いつけるそうだ。ご立派なご身分なことだ。
In a comment he posted, Rodriguez said: “I know who Che Guevara was and he was a criminal, a murderer and a person who hated the United States of America.”

He said he has owned three Mercedes-Benz cars and planned to replace his current Mercedes. But because of the campaign, he will buy from another company.

I’ll never buy a Mercedes-Benz again and I am telling my friends to do the same,” he said.

↑の動画では、ベンツがドイツの企業で、ヒットラーの時代にナチスへの協力を槍玉に非難している。

車の革新性を伝えるために、ゲバラの写真が用いられたわけだが、結果的に大失敗に終わったベンツ。去年のこの時期にも別の企業だが、CMにゲバラを用いて話題になっていた。
2011.01.23 車のCMにカストロさんが登場w!?

若者は「革命」というイメージに惹きつけられてゲバラを消費するが、大概の人がゲバラの成し遂げたことを知らない。上記の英字新聞のような記述は事実と甚だしくかけ離れているが、ゲバラがバティスタ独裁の悪漢の処刑を執行したことは事実。グアテマラ革命の二の舞を案じたゲバラは、不安要素を事前に摘み取った。勿論、裁判は行われている。

今回の失態はゲバラのイデオロギーを考えず、イメージを消費したしっぺ返しの典型例だろう。
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