ハンバーガーに対して、侍が大根を持って対峙している。ちょっとこの絵を見たら、この本を買うのは止した方がいいなぁなんて僕は思うんだけど、他の人はどうだろうかw?図書館でTPPについての本を適当に借りてきわけだが、豊富なデータを用いて経済学者が熱くTPPの実態を曝している本に出会えた。

「TPP開国論」のウソ 平成の黒船は泥舟だった「TPP開国論」のウソ 平成の黒船は泥舟だった
(2011/05/14)
東谷 暁、三橋 貴明 他

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TPPについてこのブログでこれまで触れる機会は少なかったと思いますが、僕は去年から反対の立場だった。グローバル化、新自由主義、自由貿易。すべて聞こえは良いが大国による搾取形態に過ぎない。キューバを通じて中南米、ラテンアメリカのことに多少詳しくなってからは、僕は新自由主義に対しては反対の立場だ。当然、TPPについても反対なンだけど、この本を読んで、認識していた以上の実態に驚かされた。反原発デモに参加する気はないが、TPPを止めさせるデモなら参加するのも悪くない。

TPP問題で今一番注目を集めているのはこの方だろう。中野剛志さんの著作、TPP亡国論 (集英社新書)は新聞の広告欄でよく見かけるけど、残念ながら図書館に置いていなかった。 「TPP開国論」のウソ 平成の黒船は泥舟だった、の第三章では中野さんが、TPP問題をもっと視野を広げる形で、いわば新自由主義が覆いつくそうとしている世界を鳥瞰するやり方で、解説されている。読者はTPPの実態だけでなく、映像で観る中野さんのイメージと、本とでは印象が随分違うことに驚かされるだろうw

参考文献として、スティグリッツさんの著作や、以前ブログで取り上げたトッドさんの著作にも触れられていることにも好感が持てる。
2011.10.14 僕の大好きな経済学者スティグリッツさんが、ウォール・ストリートでの抗議に参加していた
2011.09.05 自由貿易は民主主義を滅ぼす E・トッド

許せないのはTPPの論点を歪める政治家やマスコミ。フジテレビみたいなTV局が議論を歪めていだけでなく、NHKや新聞紙など、マトモナ媒体ですら今回のTPP問題に関してはあからさまに論点を逸らしている事が見て取れる。あたかもTPPの問題を農家だけに関わる問題のように見せかけ、関税が撤廃されたらフェアなトレードが出来ると、短絡的にインタビューに応える財界人。前原みたいなOne Phrase Politicsの手法を使う政治家が、涼しい顔をして結論を出さないと言い出す始末。今日の首相の所信演説ではTPP問題について、早期に結論を出すと言い、党の方針をまったく打ち出さず逃げていた。あたかもドジョウが泥を捲し上げて溝の中に逃げるように。
TPP開国論のウソ

世界中で流行っているステファン・ヘッセルさんの言葉を借りれば、今の日本のこのような現状に対しては、
Indignez-vous !(フランス語で憤れ!という意味らしい)
といったところかな。
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