上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
革命達成直後から国連で帝国主義の暴挙について訴えられてきたカストロさん。人口問題から核問題、第三世界の貧困(非同盟諸国議長の立場として)、環境問題などテーマは様々だ。ソ連崩壊後は、ここぞとばかりにトリセリ法やバートン・ヘルムズ法を用いてキューバ経済を締め上げることで、体制変革を企むアメリカ。カストロさんはキューバを代表して、国連でアメリカの無慈悲な封鎖を解除するよう国際社会に呼びかけられた。

以下の動画は95年10月22日、カストロさんが国連で行った演説。

Queremos un mundo
世界中の皆さん
(...)
sin crueles bloqueos que matan a hombres, mujeres y niños, jóvenes y ancianos, como bombas atómicas silenciosas.
無慈悲な経済封鎖を無くしましょう。封鎖は若者や年寄りから女子供まで虐げているのです。まるで、静かなる原爆のように。

Discurso pronunciado en la Sesion Conmemorativa Extraordinaria de la Asamblea General de las Naciones Unidas por el Quincuagesimo Aniversario de la ONU. Nueva York, estados unidos, 22 de octubre de 1995. (Español)
スポンサーサイト
今年も国連シーズンがやってきました。去年は、1960年に4時間にもわたる迫真の演説を国連で行ったカストロさんの演説から、50周年の節目を迎えるということで軽く記事を書きましたね。
fidel-onu-2.jpg
↑1960年の国連での演説。一部の音声しか聞くことができないのが残念だが、先の記事で紹介したとおり北の大国の暴挙について非難された。
2010.09.21 国連シーズン到来 カストロさんの国連レビューから今年で50年目Día 26: El discurso de Fidel en la ONU
2010.09.20 カストロさんとマルコムXの歴史的な出会いから50周年Fidel y Malcolm X: Encuentro histórico hace 50 años
注目すべきは演説のみだけではない。カストロさんは、ざっと調べただけでも60年と79年、95年に国連で演説していますが、それぞれの訪問でしっかり自国の課題を国際社会に向けて発信された。国連はプロパガンダの格好の場でもあるのだ。

↑79年、国連演説のためニューヨークへ向かう機内から国際社会に注目されるカストロさん。先の記事↓で書いたように、余裕っぷりを披露されましたw
2010.08.31 ”モラルという名の防弾チョッキ”を着たフィデル・カストロ 
↓演説全文
Discurso pronunciado Presidente del Movimiento de Países No Alineados, ante el XXXIV periodo de Sesiones de la Asamblea General de las Naciones Unidas, efectuado en Nueva York, el 12 de Octubre de 1979. (Español)

演説のクライマックス。
Basta ya de la ilusión de que los problemas del mundo se puedan resolver con armas nucleares. Las bombas podrán matar a los hambrientos, a los enfermos, a los ignorantes, pero no pueden matar el hambre, las enfermedades, la ignorancia. No pueden tampoco matar la justa rebeldía de los pueblos y en el holocausto morirán también los ricos, que son los que más tienen que perder en este mundo
核兵器の廃絶は、去年も積極的に世界へ発信されてましたね!

パフォーマンスは、悪く言えば計算されたもの。しかし、それが政治家の務めなのだ。

今朝のニュースで野田総理の国連演説について、某キャスターが「どうせ日本の総理の演説の席では、ほとんどの国が退席している」と言っていた。また、他国の首相、大統領が野田首相より、積極的に報道陣にPRしているとも指摘していた。「まぁ自国で失言問題が取り立たされてますからねぇ。。」と締めくくった。聞き捨てならないコメントだ。
マスコミが、失言問題ばかりにスポットを当てるから、そんな事態になっていることが分からないのだろうか?
もっと自国の首相が堂々としていられるようにすべきだ。首相が、回転ドアのように次から次へと変わると、NYタイムズは揶揄している。こんなことを書かれるのは、恥ずべきことだという自覚をわが国はもっと持つべきだろう。

マスコミは少し頭を冷やしてほしい。
昨日の国連総会で米国の対キューバ経済・通商・金融禁輸措置を解除要請に対し、賛成187カ国、反対2国(米国、イスラエル)、棄権3カ国(マーシャル諸島、ミクロネシア、パラオ)という圧倒的大差で採択された。
これをCubaDebateではキューバの勝利として書かれ、国際世論の支持とともに、多くのお祝いのコメントが寄せられた。
¡Victoria de Cuba! 187 países apoyan resolución contra el bloqueo
もはやキューバに対する経済制裁を望んでいるのはアンクルサムとその取巻きであるイスラエルだけっすね。
caricatura322.jpg
CubaDebateの記事ではこれまでアメリカがキューバに対して行ってきた経済制裁について、共和党と民主党に分けて表にまとめられてました。この中でも悪名高いのがニクソンやブッシュ親子ですね。
Hoy votación en la ONU: ¡Abajo el bloqueo!
infografia-bloqueo-genicida-contra-cuba.jpg
この決議の採択において、ヤンキーとその一味を除く、世界中の国が対キューバ経済封鎖が、国連憲章、国際法、民族自決権、内部問題不干渉、国内政策の域外適用、自由貿易に反していると主張しているにもかかわらず、経済封鎖が続けられている。こんな不条理なことをしていては、なんのための国連なのか?って疑問の声も当然出てきますね。
ただ日本で、アメリカ様に不都合なニュースは大概報道されないので、日本では地球の裏側でこんな不条理なことが起こっていることが知られていない。恐らくほかの国も同じような感じだろう。

でもさすがに、こんな根拠もない経済封鎖を続けていれば、アメリカに対する非難の声が高まり続けるので、近い将来、キューバ経済制裁は解除されそうっすね。
El Bloqueo de EEUU es un acto unilateral que debe cesar unilateralmente
国連総会でキューバの外務大臣はアメリカの経済制裁は一方的であり、不当であることを国際社会に呼びかけた。

なかでも興味深いのがこの箇所
Señor Presidente:

Es indignante e insólito que la política de bloqueo y subversión de los Estados Unidos contra Cuba siga siendo guiada por la lógica del memorando del subsecretario asistente de Estado Lester Mallory, escrito el 6 de abril de 1960 y desclasificado hace pocos años, cuyo texto cito:

“La mayoría de los cubanos apoyan a Castro [...] No existe una oposición política efectiva [...] El único medio posible para hacerle perder el apoyo interno [al gobierno] es provocar el desengaño y el desaliento mediante la insatisfacción económica y la penuria [...] Hay que poner en práctica rápidamente todos los medios posibles para debilitar la vida económica [...] negándole a Cuba dinero y suministros con el fin de reducir los salarios nominales y reales, con el objetivo de provocar hambre, desesperación y el derrocamiento del gobierno”. Fin de la cita.
最近、1960年の機密文書が公開され、アメリカによる経済制裁の本当の狙いは、キューバ市民を物質的に追い込むことによって内部から崩壊させ、カストロ体制を崩すことが目的だと書かれている。
要するにアメリカにとって目障りなカストロを打倒するために、キューバの市民を経済封鎖によって虐げてきたのだ。しかし、アンクルサムの読みは外れ、今でもキューバの人民はカストロさんを愛し続けている。物質的には困窮していても、精神的には充足しているキューバはアンクルサムの不当な制裁に屈せず、半世紀ものの間、不当な経済封鎖が続けられてきたのだ。
今日、キューバの機関紙グランマでは50年前のカストロさんが国連で行った演説が特集されていた。
Día 26: El discurso de Fidel en la ONU
fidel_castro.jpg
国連シーズンが到来したわけだが、今年の争点は国連ミレニアム開発目標だろう。
アンソニー・レーク事務局長は国連ミレニアム開発目標(MDGs)サミットについて 「きょう(1日で)2万2千人以上の子どもが死んでいくと考えると、怒りを覚える」と強い危機感を表明した。
国連ミレニアム宣言は、2000年9月8日ニューヨークの国際連合本部で開催された国連総会で採択された宣言だが、このときの国連ミレニアム・サミットにカストロさんも参加している。残念ながら僕が調べたところこの時のカストロさんの演説はネット上で見つからなかったが(そもそも演説をしてないかも)サミットに参加したときにニューヨークのハーレムのリバーサイド教会での演説ならネット上で閲覧できる。
Discurso pronunciado en el Acto de Solidaridad con Cuba efectuado en la Iglesia Riverside, Harlem, Nueva York, 8 de septiembre del 2000.

castron.jpg
リバーサイド教会で演説をする前に子供を抱くカストロさん
Debo decir que, cuando venía hacia acá, recordaba mis cuatro visitas a las Naciones Unidas. En la primera ocasión me expulsaron del hotel en las inmediaciones de las Naciones Unidas.
Yo tenía que escoger entre dos opciones: montar una casa de campaña en el patio de las Naciones Unidas ―y como guerrillero recién salido de las montañas no me parecía una cosa muy difícil (Aplausos)―, o marchar hacia Harlem, uno de cuyos hoteles me había invitado (Aplausos). Y yo decidí de inmediato: "Me voy a Harlem, porque allí están mis mejores amigos" (Aplausos y exclamaciones).
私は国連への訪問を4回取り消されたことがある。最初は国連の近くのホテルから放り出された。だから私には2つの選択肢があった。まずは、国連の庭にテントを張ることだ。山地の中から出てきたゲリラ戦士として、そんなことは、私にはたやすいことだった。そして、さもなくばハーレムに向かうことだった。
私は直ちに決意した。「よし、ハーレムに行こう。なぜなら、そこは私の最高の友人たちがいる場所だから」
(会場で拍手と歓声)


60年にハーレムで泊まって以来、ニューヨークに来たときはカストロさんはハーレムに行くことが定番となったようだw95年にもカストロさんはハーレムで演説していてこの時の演説はyoutubeにもアップされている。

以下はスペイン語の原文
Discurso pronunciado en el Acto de Solidaridad con Cuba, efectuado en la Iglesia Bautista Abisinia del Barrio de Harlem, Nueva York, el 22 de octubre de 1995.

カストロさんは2000年のハーレムの演説ではアメリカ国内の貧困について指摘された。最も裕福な国のアメリカでは同時に極度の貧困も存在する。このような矛盾を抱えた国が主導する国連で、世界から貧困を無くすことが可能なのだろうか?
ちょっと大げさな表題だが、CubaDebateの掲載記事の見出しFidel y Malcolm X: Encuentro histórico hace 50 añosを大げさに訳してみたwカストロさんは1960年9月19日に国連総会へ出席し、アンクルサムのキューバに対する暴挙を非難した。宿泊していたホテルで過剰に代金を請求されたことが原因でカストロさんはニューヨークのハーレムの安ホテルに泊まることになったのだが、その時にクルシチョフだけでなくマルコムXとも会っていた。
fidel-castro-malcom-x-300x182.jpg

それまでアメリカに対しては素直に服従するのがあたりまえだっただけに、カストロ国連での演説は特に虐げられてきた第3世界の人々に感動を与えた。
マルコムXはキング牧師とは対照的に過激な黒人解放運動の指導者だったが、アメリカ人であることには変わらない。しかしアフリカで同胞達が帝国主義の搾取に苦しんでいるのに対する怒り、帝国主義者に対する非難の気持ちは共通する。
“Luchamos por toda la gente oprimida”
すべての虐げられた人々に対して我々は団結して戦う
マルコムXは60年代のアンクルサムという怪物の中で活動していたが、体制に逆う運動家だ。激しやすい気質を考えても、キング牧師よりマルコムXとの方が気が合ったのかも知れない。
fidel-y-malcom-x-300x217.jpg
キューバでは本当の意味で人種差別がなくなっている。アメリカはたとえ公民権運動の成果が実って法律上差別がなくなっても、差別意識の方は撤廃できているのだろうか?キューバにおける人種間の差別意識の撤廃は革命の大きな成果の1つだろう。

fidel-y-malcom-x-1-580x377.jpg


今から50年前の国連総会での4時間半に及んだ長時間の演説の一部分は、カストロのドキュメンタリー番組などで観られる。スペン語でなら全文がネット上で見られる。以下はその抜粋。
Señor Presidente;議長及び
Señores delegados:各国の代表者諸君、
Fidel Castro Speaking_0007

Cuba no era el primer país agredido;
Cuba no era el primer país en peligro de ser agredido.
アメリカの脅威にさらされた国は、
キューバが最初ではない。
アメリカから攻撃された国家も、
キューバが初めてではない。
En este hemisferio todo el mundo sabe que el gobierno de Estados Unidos
siempre impuso su ley:la ley del más fuerte;
アメリカはいつも強引に意志を押し付けるのだ。

DISCURSO PRONUNCIADO POR EL COMANDANTE FIDEL CASTRO RUZ, PRIMER MINISTRO DEL GOBIERNO REVOLUCIONARIO, EN LA SEDE DE LAS NACIONES UNIDAS, ESTADOS UNIDOS, EL 26 DE SEPTIEMBRE DE 1960.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。