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ちょうど50年前の1962年2月4日、カストロさんがキューバを代表して「第二次ハバナ宣言」の演説を行った。この宣言からは、米州機構に対する対決姿勢が伝わってくる。半世紀も前の宣言だが、ここで叫ばれたことは今のラテンアメリカの流れと重なるものがある。昨年、アメリカ、カナダ抜きのラテンアメリカ共同体を志向する、ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体CELACが12月2日、ベネズエラのカラカスで首脳会合を開いて、正式に発足した。これは、キューバ独立の使徒、ホセ・マルティが高らかに叫んだ「われらのアメリカ」の構想と重なる。下記は第二次ハバナ宣言の冒頭。

訳出にあたっては、手紙の箇所を下記の文献を参照しました。

ホセ・マルティ選集〈3〉共生する革命の319ページ「マヌエル・メルカードへ」
↓のページでは原文のスペイン語で音声とともに、全文が閲覧可能。
http://www.segundadeclaracion.net/esp/1pasa/1_prim_seccion/b_texto_nu1.html
Viví en el monstruo y le conozco sus entrañas; y mi honda es la de David.
私はあの怪物の中に住んでいたので、奴らの内蔵を知っている。
よって、私はダビデの投石器なのだ。

は有名な言葉。ニューヨークに住んでいた頃のマルティについては、上記の選集の二巻で詳しく知る事が出来る。有名な論文Nuestra Americaわれらのアメリカの全訳も掲載されていました。

これらマルティの思想が、現代のラテンアメリカでどのように展開されているのか興味がある人は、下記の特集を一読することをお勧めする。
月刊誌「世界」もCELACに注目
「世界」はちょっと僕が読むには退屈(難解)なので買わずに、図書館で読みました。伊高氏の記事はCELACを理解する一助になると思います。

↑は第一次と第二次ハバナ宣言の動画。前者ではモンロー主義に触れ、後者ではOEA(米州機構)に対し強く非難しています。
cf
2011.12.03 ラテンアメリカの真の連帯機構CELAC設立に向けて~ゲバラの悲願への第一歩~
http://hastasiempre.blog104.fc2.com/blog-entry-333.html
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昨日、ビジネス展望を聞いていたら、中南米の話題が出てきた。語り手は、僕の尊敬する寺島実郎さん。
7月8日 NHK『ラジオあさいちばん』
『急速に変わるアメリカの立ち位置』 寺島実郎

アメリカの東海岸への出張され、アメリカの取り巻く空気の変化を感じ取られた寺島さん。
中東におけるプレゼンスを失くしつつあるアメリカ。中南米においても影響力を失いつつあることを指摘された。

以下は、上記リンクからも聴ける、寺島さんが中南米に言及した箇所。

 

日本は中南米にあまり目を向ける機会は少ないんですけど、実はラテンアメリカ・カリブ海諸国共同体といいましてね、俗にLACと言われているのですが、33カ国が参加して共同体が出来ようとしているんですね。どういう意味かといいますとね、今まで中南米はワシントンにあるOASという米州機構がですね、つまりアメリカが束ねる形となって、同じくワシントンにある米州開発銀行なんかがね、中南米を掌握していたといってもいいんですね。
 ところがアメリカとかカナダを抜きにね、ラテンアメリカとカリブ海の国々が共同体を作ると、アメリカが主導する中南米というイメージが大きく変わろうとしている。ちょうど冷戦が終わる前後、89年にアメリカは、米州自由貿易協定なんかをもちあげて、中南米の自由貿易協定を作ろうとした。やはりアメリカが主導していくのが中南米だったわけですね。そして、アメリカにとって喉元に突き刺さった骨ともいえるキューバという国がですね、カストロのキューバが存在しているわけで、キューバ封じ込めというのをアメリカは一生懸命やってきたわけなんですけど、話がひっくり返ってきて、現在キューバを承認していないのは中南米でアメリカだけという状況になってしまったわけですね。で逆にアメリカがですね、中南米の中から孤立してしまうという状況になってしまって、つまりアメリカが束ねる中南米という構図が変わってきていると言うことは間違いないんですね。



いやはや勉強になります。
第三回ラテンアメリカ・カリブ首脳会議が、7月5日にベネズエラの保養地、マルガリータ島で、チャベス大統領が主催することになっていたんですが、残念ながら延期になってしまった。CELAC実現の一歩と期待されただけに残念ですね。実は7月5日は特別な意味合いがあった。200年前の1811年7月5日、ベネズエラ自治政府が独立宣言を行ったからだ。

Comunidad de Estados Latinoamericanos y Caribeños略してCelac。インチキなOASからラテンアメリカ諸国は脱却し、Celac構想を実現するのは彼らの悲願といえる。ラテンアメリカ諸国は、シモン・ボリーバルら解放者が唱えた精神を再び取り戻すことが出来るのだろうか。今こそ鎖を断ち切る時だろう。

米州機構(Organization of American States、スペイン語ではOrganización de los Estados Americanos)に対してフィデルやゲバラらは反発し続けてきた。アメリカの中南米を支配するツールであるOEAから1962年にキューバは除名されている。その発端となったのが、今から50年前のプンタ・デル・エステ(ウルグアイ)でのCIES会議でゲバラが行った演説。
Discurso en la reunión del Consejo Interamericano Económico y Social (CIES) celebrada en Punta del Este. Ernesto Guevara. 8 de agosto de 1961

演説の締めの部分のゲバラの生の声が聞けますね。また8月11日ごろに紹介しようと思います。

また、OEAへの反発の演説は、自作字幕動画ですが、↓のゲバラの演説でも聴けます。

Ustedes vieron hace pocos días al gobierno de Chile, que había votado en contra de la OEA, por una presión de los Estados Unidos o tal vez por una maniobra política interna, en definitiva a pesar de que tenía una actitud jurídica correcta, pero era un gobierno de la burguesía, rompió con nosotros. Se une también, pues, al bloqueo decretado por el imperialismo.
諸君もご存知のように、いままでOEA(米州機構)に反対投票をしていたチリ政府は、数日前アメリカ合衆国の圧力か、恐らく内部の政治的な策略によって、チリ政府は正しい民主的な姿勢をとっていたにもかかわらず、チリはブルジョワジーによる政府であるが、我々との国交を断絶した。
いまや、チリは帝国主義が指示する封鎖に加わっている。
Y así puede suceder esto con uno u otro país. Entonces nosotros tenemos que tener una base muy sólida nuestra que nos permita aprovechar al máximo el comercio mundial, pero nunca depender de él; es decir, que nos permita, por ejemplo, tener relaciones con todos los países con los cuales tenemos relaciones ahora, y aumentarlas,
同じようなことが他の諸国でも起こっている。したがって、我々は世界中で貿易を最大限に利用することは許されるが、かといって依存しきることのない、極めて強固な基盤を持たねばならない。例えば我々は、あらゆる諸国と国交を持ち、すでに国交を持っている国々とは一層、親交を深めることになるだろう。
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