キューバといえばラム酒、砂糖、美しいビーチ、そして葉巻。先日、いかにもキューバらしいニュースがNHKで報じられた。以下、NHKより。

キューバ 81メートルの葉巻
世界有数の葉巻の産地として知られるキューバで、葉巻職人の男性が81メートルを超える長さの葉巻を作り上げ、ギネス世界記録に認定されました。
これは、キューバ特産の葉巻を世界の人たちに知ってもらうおうと、葉巻作りの職人、ホセ・カステラルさん(67)が取り組んできたものです。カステラルさんは、重さ90キロのタバコの葉を使って、数人の従業員とともに、毎日、工場で数時間かけて葉巻を巻き上げ、ことし5月、これまで自身が持っていたギネス世界記録の43メートルを大幅に上回る81メートルを超える長さの葉巻を完成させました。カステラルさんは24日、首都ハバナで行われた授賞式で、ギネス世界記録の本を出版するイギリスの出版社の代表から記録の証明書を受け取りました。カステラルさんは「世界で最もすばらしい葉巻があるキューバで、生きているかぎり新しい記録に挑戦していきたい」と話していました。カステラルさんは過去に4度、ギネス世界記録の認定を受けていますが、作り上げた葉巻は、あまりにも長すぎるために実際に吸うことができず、工場に併設された飲食店でケースに入れて飾られているということです。キューバの葉巻は、年間輸出額が日本円にしておよそ400億円に上り、主要な輸出品の一つとなっています。



BBC Mundoでは、長い葉巻を職人さんが真剣に巻かれている様子が報じられている。
El habano más largo del mundo sigue siendo cubano
http://www.bbc.co.uk/mundo/noticias/2011/11/111125_video_cuba_puro_record_az.shtml
http://youtu.be/Wf7LHNfFoaQ

長い葉巻といえば、ゲバラの面白いエピソードが思い出される。ゲバラはよく葉巻を旨そうに吸いながら写真に納まっていたりするが、一日に何本も吸うほど葉巻が大好きだったようだ。シエラ・マエストラで葉巻を嗜み始めて以来、病み付きになったのはカストロさんも同じだろう。1959年、バティスタ打倒後も革命政府内での激務をこなしていかなければならない彼らにとって、葉巻によるリラックス効果は欠かせないものだったのだろう。(僕自身、葉巻を一度も吸ったことがないので、具体的にどういう心の安らぎ作用があるのか分からない。ただ、↓のようなゲバラの笑顔を見ていると、葉巻を吸っている時間は至福のときなんだなぁって感じられる
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しかし、革命達成後、そんのような至福のひと時までも、奪われかねない事態に、ゲバラは見舞われた。革命達成直後、激務のせいでゲバラは相当顔色が悪くなってしまい、カストロさんに別荘地での療養を強いられる。仕方なくゲバラは療養中、執務室で葉巻をふかしていると、健康を心配したゲバラの奥さんが葉巻を取り上げたのだ。

怒ったゲバラと口論にまでなり、主治医との相談の末、一日一本だけということで落ち着いた。それでもゲバラは我慢できなかったのだろう。あくる日、同志の一人が執務室に訪れると、ゲバラが50センチの葉巻を旨そうに吸っていたそうだw驚いた同志に対してゲバラは次のように応えたそうだ。
No te preocupes por los médicos,yo estoy cumpliendo con mi palabra"un tabaco al día ni más ni menos"
医者の件の心配は無用だよ、「一日一本」という約束は守ってるんだから。


Ernesto Guevara, tambien conocido como el Che / Ernesto Guevara, Also Known as CheErnesto Guevara, tambien conocido como el Che / Ernesto Guevara, Also Known as Che
(2010/11/23)
Paco Ignacio, II Taibo

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↑の第24章El largo enero del 59より
革命達成直後の当時は、時間だけでなく、葉巻も長かったんですねw

ギネスに登録された81メートルの葉巻の長さは、ゲバラを十分満足させることだろう。
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