上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 チェ・ゲバラに捧げられた歌や詩は数多く、すべてこのブログで紹介することは出来ないが、機会があれば紹介したい。世界情勢が混沌とし、世界中で大きな変化が起ころうとしている今日、キューバの詩人エリセオ・ディエゴさん(Eliseo Diego)のDonde nunca jamás se lo imaginanを下記に掲載します。ゲバラに捧げられた詩の中で、僕が一番好きな詩です。

 Hoy nos dicen
Que estás muerto de veras, que te tienen
Al fin donde querían
君が本当に死んだと今日、聞いた
ついに敵の手に落ちたと

 Se equivocan
Más que nosotros figurándose
Que eres un torso de absoluto mármol
Quieto en la historia, donde todos
Puedan hallarte.
彼らも間違っている
君が歴史の中に落ち着き、
大理石の胸像となって
皆が見に行けると

 Cuando tú
No fuiste nunca sino el fuego,
Sino la luz, el aire,
Sino la libertad americana
Soplando donde quiere, donde nunca
Jamás se lo imaginan, Che Guevara
だが君は炎であり光であり、風だったのだ
どこにでも吹く
アメリカの自由の風
神出鬼没の自由な風
チェ・ゲバラ

今年はスペインでのデモに続き、アメリカでも若者たちが社会の不正に対して立ち上がり、デモを行っている。グローバル化の下で加速する新自由主義経済は、持てる者と持たざる者を生み出し、格差広げている。アメリカでは前者が1パーセント、残りの後者はリーマンショックの余波と、ヨーロッパから発した金融危機による大不況の中、苦境に立たされているのだ。

昨日のNHK海外ニュースで、上記の問題が特集され、フランスの元レジスタンスのステファーヌ ヘッセル(Stéphane Hessel)さんの著作「憤りなさい」Indignez-Vous!が紹介されていた。この本は、スペインでデモが起きていた時に、彼らに影響を与えた本ということで、僕は知ったんだけど日本ではまだまだ知られていないようだ。翻訳も早くても今年の12月だそうだ。

Indignez-Vous!Indignez-Vous!
(2010/10/21)
Stephane Hessel

商品詳細を見る

↑はフランス語の原書。↓の英語だったら読めるけど、図書館には置いてないなぁ。。

Time for Outrage!Time for Outrage!
(2011/08)
Stephane Hessel

商品詳細を見る


いつの時代でも、社会の不正に対して「憤る」ことは重要なことに違いない。ヘッセルさんは、若いときにフランスを占領したナチスと戦うためにレジスタンスとして立ち上がった(いやはやレジスタンスというとカッコイイっすね)。
カストロさんもまた、バティスタという残虐な独裁者の倒し、暴政に終止符を打った。ゲバラはラテンアメリカを、搾取構造から救うためにキューバ革命後もボリビアで闘った。彼らの原動力は、不正に対する「憤り」だろう。

日本の社会構造もまた、不正で溢れている。祖国を担うだけの度量を持たない、インチキな政治家、官僚。個人主義がのさばり、むしろ持て囃されている。マスコミは国民に余計なことを考えさせないように、ひたすら無駄な番組を制作し、ニュースも肝心なことを伝えない。3・11という戦後史上最悪の事態に見舞われても、日本の腐った社会構造は本質的には何も変わろうとしていないのだ。

日本の若者は、とても大人しいと言われる。確かに「草食男子」とかいう造語が生まれるぐらい、僕らの世代は内向き思考になっている人が多いのは事実であろう。僕の知り合いにも、AKBという女の子に夢中になっている人が多いwまぁそれだけ平和ってことなンだろうけど。かくいう僕も、AKBに夢中というわけではないが、反原発デモに参加したりするような性分ではない。デモなんかしてもも、所詮何も変わらないだろうと、冷めたような考えの持ち主だ。そんな僕でも、不正な社会に対して「憤る」気持ちは持ち続けていこうと思う。不正に対して立ち上がることは、我々若い世代が担うべき責務だろう。

チェ・ゲバラの神出鬼没の風は、混沌とした今日の世界で自由に吹き抜けている。彼の肉体は44年前に消滅したが、肉体を失って自由になった彼の魂は、不正がまかり通っている社会で風となって吹き続けることだろう。

スポンサーサイト
昨日の朝日新聞の記者有論の欄で、ハバナ支局長の平山亜理さんが書かれた、「キューバ革命 色あせる白い靴の記憶」に少し心を打たれた。
zapatos-de-nemesia.jpg
この白い靴は、プラヤ・ヒロンの際に当時13歳だったネメシアさんが履いていたもの。一緒にいたネメシアさんの母親は侵略者の戦闘機からの機銃掃射から娘をかばって亡くなられた。左足の靴の大きな穴はそのときに開いたそうだ。。。
このエピソードは僕は初めて知りましたが、有名なになっているようです
“Elegía de los Zapaticos Blancos”

この白い靴はキューバでは有名なエピソードとして語られてきたそうだ。ちょっと調べてみたら、ついこないだ4月19日の共産党大会でラウル・カストロ第一書記が演説の締めで、このネメシアさんの白い靴について触れていました。

Creo que no existe mejor modo de celebrar el 50 aniversario del Día de la Victoria en Playa Girón, que clausurar este histórico Congreso del Partido con el simbolismo que encierra la “Elegía de los Zapaticos Blancos” del Indio Naborí, declamada vibrantemente por el actor Jorge Ryan y las emocionadas palabras de Nemesia, la niña carbonera que vio morir indefensa a su madre y las heridas producidas a su abuela y dos hermanos por la acción asesina de aviones pintados con las insignias cubanas y cuyos zapatos blancos, perforados por la metralla enemiga, se exponen en el museo de Playa Girón, como constancia material de que la Revolución se mantiene victoriosa 50 años después, rindiéndole honor a sus caídos.
Muchas gracias.
Texto íntegro del discurso de Raúl en las conclusiones del Congreso del PCC



fidel-y-raul-vi-congreso4-580x422.jpg
以前、インターナショナル斉唱 共産党第6回大会閉会式で紹介した写真ですが、ラウルの横にいるのがネメシアさん。当時13歳だった「白い靴」の持ち主も今年で63歳だそうだ。。。

朝日の記者有論の記事に戻るが、この「白い靴」の話を、自分の体験と重ねて共感できる世代は高齢であることが指摘されている。経済封鎖で物資が不足する中、僕と同じような年齢の若者だったら、革命なんてクソクラエとか思ってイカダを作ってマイアミへ亡命したいと考えるものも多いのだろうか。。。

写真の白い靴がセピア色にあせている。。。「白い靴」という思い出だけで満足できなくなった世代に、フィデルの後継者がどう対応していくか、課題は重い、と平山記者は締めくくられた。ほんと、その通りですね。。。。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。