上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
権力闘争に明け暮れる今日の政治屋。震災復興という大義があるにもかかわらず、意味のない論争が繰り返される毎日。この『大地と自由』という映画でも、1930年代後半のスペイン内戦時における、共和国政府の内部抗争が引き起こした悲劇を描いている。全世界を覆わんとするファシズムを打倒するという大儀があるにもかかわらず、1937年5月のバルセロナで、アナーキストのCNT、POUMと、ソ連のスターリン主義者らの間で内部紛争が起きてしまったのだ。。。
POUM_Obreros.jpg
Obreros(労働者よ)、勝利をつかみ取れ!
POUM(Partido Obrero de Unificación Marxista)はマルクス主義統一労働者党。有名なイギリス人作家、ジョージ・オーウェルも参加していた。
スペイン内戦を舞台をPOUMの側から描いた、ジョージ・オーウェルのカタロニア讃歌を読んで、最近スペイン内戦に興味を持ってます。この内戦はファシスタの勝利に終わり、悲劇の結末を迎えましたが、後にキューバ革命に大きな影響を与えました。

『大地と自由』(Land and Freedom)の製作に携わった国は、かつて主に内戦に関わった国々、スペインは勿論、イギリス、ドイツ、イタリア。この内戦の戦場では弾丸の他に、スペイン語だけでなく、英語、ドイツ語、ロシア語など様々な言語が飛び交い、まさにカオス状態w、『大地と自由』でも主人公が話す英語と、スペイン語が飛び交ってました。塹壕戦など戦場の描写も含め、オーウェルが描いたカタロニア讃歌の舞台の雰囲気がこの映画から伝わってきます。

ちょっと印象に残ったのは、主人公のデヴィッドが共産党員としての義務感からコミンテルン主導の国際旅団(International Brigade)に加わったことを知るや、激論になるシーン。激怒したブランかに対してデイビッドが呼びかける

D:Blanca...I came to Spain to fight for socialism,
to fight for the Republic!
And the best way I can think to do that is with the International Brigades.
And if,if what you're saying is true
then I'm sure there's good reason.There's an explanation of some sort.
B:Of course
And there is an explanation.It's called Stalinism!


革命を成就させるためには為には、時には自らの手を汚さなくてはならない。ファシスト打倒という大儀の下に。。。
しかし、ブランカは理解を示さずデイヴィッドの下を離れ、前線のPOUMのもとへ帰る。
結局、デイヴィッドも同胞を馬鹿にするコミュニストの輩に我慢できず、POUMに復帰する。

革命歌を歌いながら、勝利を信じて前線で勇敢に戦うが、彼らを待ち受けていたのは、スターリン主義者による粛清であった。。。。

内戦の中の内戦という愚かな事態を引き起こした、組織共同体のエゴ。ゲバラがボリビアで朽ち果てた敗因も、現地の共産党員との内部分裂であった。
いつの時代にも存在することではあるが、内部抗争の結末は悲惨なものだ。。
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。