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昨日の18日午後8時過ぎからの菅首相の会見を観ながら、今の日本には指導力がないなと感じた。16日にニューヨークタイムズが東日本大震災後の日本で混乱が深まっているのは、政治指導力の欠如や、民主党政権への不信感から官僚の能力が生かされていないことが原因だとする分析記事が書かれた。

首相もこの一連の騒動で大変なのは良く分かる。表情にも疲れが出ている。
しかし、今の日本国民が聞きたい言葉は果たして↑の会見のようなことだろうか?
日本中が危機感を持って復興に取り組んでほしい、というメッセージは分かるが、民衆の心に訴えかけるものがない。無味乾燥な、抑揚のない演説では被災者を含めた全国の国民を動かすことは出来ない。
西日本で、いつもと変わらない平穏な生活を送っている僕が上記のような厳しいことを書いてもなんだが、ニューヨークタイムズはさらに辛辣な記事を書いている。
以下は、やりどころのない憤りを覚えながら訳した、意訳です。。

Flaws in Japan’s Leadership Deepen Sense of Crisis
「日本の指導部の欠陥が危機を深刻化」

NEWS ANALYSIS
Dearth of Candor From Japan’s Leadership
率直に言明できない日本の指導部

TOKYO ― With all the euphemistic language on display from officials handling Japan’s nuclear crisis, one commodity has been in short supply: information.
東京
原発の危機を処理する日本の当局の遠回しな言明で、一つの生活必需品が不足している:それは情報である。
When an explosion shook one of many stricken reactors at Japan’s Fukushima Daiichi nuclear plant on Saturday, power company officials initially offered a typically opaque, and understated, explanation.
土曜日に、日本の福島第一原発で多くの被害を受けた原子炉の一つが爆発したとき、発電所の当局は当初、例によって、あいまいで控えめな説明をした。
“A big sound and white smoke” were recorded near Reactor No. 1, the plant’s operator, Tokyo Electric Power, announced in a curt memo. The matter “was under investigation,” it added.
「大きな音と、白煙」が第一原子炉の近くで記録された、と発電所のオペレータは言い、東電は素っ気ないメモを読みながら「事態は調査中です」と付け加え発表した。
(...)
Evasive news conferences followed uninformative briefings as the crisis intensified over the past five days. Never has postwar Japan needed strong, assertive leadership more ― and never has its weak, rudderless system of governing been so clearly exposed. With earthquake, tsunami and nuclear crisis striking in rapid, bewildering succession, Japan’s leaders need skills they are not trained to have: rallying the public, improvising solutions and cooperating with powerful bureaucracies.
捉えどころのないニュースの話し合いは、ますます過去5日間に及ぶ危機における無意味な情報提供に寄与している。戦後の日本では、もはや我の強い強力な指導者は求められてこなかった。-なにより、意見をはっきり表明する政治システム、舵取り役の不在による弱さを、露呈することはなかった。矢継ぎ早に起こる、地震や津波、原発危機に当惑し、日本の指導者(首脳部)たちは今まで試されてこなかった能力が求められている。:それは公共機関の建て直しと、臨機応変に問題を解決すること、そして強力な官僚機構と協力体制を築くことだ。


まさにこの記事で指摘しているように歴代の首相はstrong, assertive leadership(強い我を持った指導力)が求められているのだろう。これはカリスマと訳しても差し支えないかもしれない。
冷戦下で、生温い湯につかってきた日本は、このような危機に直面してこなかった。いわば、アメリカ様がすべて対応してくれて、日本は盾としての役目、経済発展を優先すればよかった。こんかいの原発事故はこれまでのツケが回ってきたのではないかと思う。しかし、自然災害ばかりはアメリカといえどもコントロールできない。

これから東日本を復興していくためには、首相を始め政治の強力なリーダーシップが求められることだけは間違いないだろう。このような絶望的な状況下だからこそ、楽天的に物事を捉え、今後の復興のことまで視野に入れられるような指導者が今の日本には求められていると思う。しかし残念なことに、上の首相の演説からはそのような力が感じられない。

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