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NYタイムズのThe opinion pageに寄稿された、作家の村上龍さんの記事がタイムズの読者に感動を与えているという。読んでみると、ちょっぴり感動したので、このブログに掲載させていただきます。

以下はその原文とネット上に掲載されていた訳文の一部

Amid Shortages, a Surplus of Hope
危機的状況の中の希望

By RYU MURAKAMI
Published: March 16, 2011
(...)
The Japanese are often said to abide faithfully by the rules of the “group” and to be adept at forming cooperative systems in the face of great adversity. That would be hard to deny today. Valiant rescue and relief efforts continue nonstop, and no looting has been reported.
日本人は元来“集団”のルールを信頼し、逆境においては、速やかに協力体制を組織することに優れているといわれてきた。それがいま証明されている。勇猛果敢な復興および救助活動は休みなく続けられ、略奪も起きていない。
Away from the eyes of the group, however, we also have a tendency to behave egoistically ― almost as if in rebellion. And we are experiencing that too: Necessities like rice and water and bread have disappeared from supermarkets and convenience stores. Gas stations are out of fuel. There is panic buying and hoarding. Loyalty to the group is being tested.
しかし集団の目の届かないところでは、我々は自己中心になる。まるで体制に反逆するかのように。そしてそれは実際に起こっている。米やパン、水といった必需品がスーパーの棚から消えた。ガソリンスタンドは枯渇状態だ。品薄状態へのパニックが一時的な買いだめを引き起こしている。集団への忠誠心は試練のときを迎えている。
(...)
Ten years ago I wrote a novel in which a middle-school student, delivering a speech before Parliament, says: “This country has everything. You can find whatever you want here. The only thing you can’t find is hope.”
私が10年前に書いた小説には、中学生が国会でスピーチする場面がある。「この国には何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけがない」と。
One might say the opposite today: evacuation centers are facing serious shortages of food, water and medicine; there are shortages of goods and power in the Tokyo area as well. Our way of life is threatened, and the government and utility companies have not responded adequately.
今は逆のことが起きている。避難所では食料、水、薬品不足が深刻化している。東京も物や電力が不足している。生活そのものが脅かされており、政府や電力会社は対応が遅れている。
But for all we’ve lost, hope is in fact one thing we Japanese have regained. The great earthquake and tsunami have robbed us of many lives and resources. But we who were so intoxicated with our own prosperity have once again planted the seed of hope. So I choose to believe.
だが、全てを失った日本が得たものは、希望だ。大地震と津波は、私たちの仲間と資源を根こそぎ奪っていった。だが、富に心を奪われていた我々のなかに希望の種を植え付けた。だから私は信じていく。


逆境下に芽生えた復興に向けての希望。日本人の最大の美徳ですね!

国内で希望が芽生える一方、外国からの支援も心強い。オバマ大統領は20日に訪問先のブラジルで日本への支援に向けた米国とブラジルの連携を呼びかけられた。

Remarks by the President to the People of Brazil in Rio de Janeiro, Brazil

Today, we’re both also delivering assistance and support to the Japanese people at their greatest hour of need. The ties that bind our nations to Japan are strong. In Brazil, you are home to the largest Japanese population outside of Japan.
現在、私たちは共に、日本の方々が最も求めている時期に、支援の手を差し伸べています。我が国と日本との絆はとても強いものです。ブラジルには日本国外で最大の日系人社会があります。
In the United States, we forged an alliance of more than 60 years. The people of Japan are some of our closest friends, and we will pray with them, and stand with them, and rebuild with them until this crisis has passed.
かくいうアメリカも、60年にわたる日本の同盟関係を築いています。日本人は我々のもっとも親しい友人の一人であり、この危機が過ぎ去るまで、私たちは彼らと共に祈り、共に寄り添い、共に再建をしていきます。


オバマ大統領の日本に対する支援の呼びかけはありがたいが、その一方で中東での軍事侵攻にアメリカが手を汚している。また、21日の訪問先のチリではピニェラ大統領にTPP参加を促した。オバマ大統領は、アメリカの中南米政策について演説し、「中南米の重要性はかつてなく増している」と述べ、米国との関係を「対等なパートナー」と強調した。
今までさんざん搾取されてきただけに、ラテンアメリカの人たちはオバマ大統領の迫真の演説に対しても不信感を募らせる。かつてチリで起きたもう一つの9.11の記憶がまだ人々の記憶に残っている。
オバマ大統領は記者会見で、1973年のチリでのクーデターなどへの米政府の関与を問われ「チリ側からさらなる情報を求められれば、協力する」とした一方、「歴史を学ぶことは重要だが、それにとらわれてはいけない」と述べた。

カストロさんは、いつもの考察でチリでのオバマ大統領の発言にご立腹のようだ。
現在、エルサルバドルを外遊中のオバマ大統領に
Le deseo buen viaje y un poco más de sensatez.
旅の安全と、あなたがもう少し良識を持つことを願っています
と書かれている。

僕はリビアのカダフィ大佐のことについては良く分からないが、今の彼の状況がチリのアジェンデと重なる。
北アフリカのこの独裁者とアジェンデを同格に語るのは不謹慎かもしれないが、カダフィはアジェンデのように辞さず、帝国主義に立ち向かっていることは確かだ。

いったい何が正しいのか。日本が復興から立ち直ろうとしている中、世界情勢はうねりを上げている。
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