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最近の国内外の情勢の変化を追うために、昨日は空いた時間に国際交流センターで新聞を読んで過ごしていた。このセンターではニューヨークタイムズなど英字新聞から日本のローカル紙まで約1週間分の新聞をただで閲覧できる。
ニューヨークタイムズとかの記事は、このブログでもちょっと紹介しましたが、電子版で観る事ができる。でもやっぱり紙媒体のほうが、読みやすいですね。

それはさておき、昨日、ローカル紙の国際面にカストロさんについての記事が掲載されていた。顔写真を見て、おっ!なんだろ!?って思ったら、なンだ。。。また第一書記を引退するかどうかという件の記事だった。
去年の11月にも、ハバナ大学の学生とカストロさんが話していた時の発言から、上記の進退問題がマスコミに取り出さされていた。
cfカストロさん、党トップを辞任? ”私は理念のために戦う一兵卒に過ぎないYO SOY UN SOLDADO DE LAS IDEAS”

今回、マスコミが取り上げたのは、カストロさんのいつもの考察Reflexiones de Fidel
以下では自前の下手な意訳で、今回取り上げられた部分を訳してみました。
ちなみに英語版の記事はここ:My Shoes are too Tight
Reflex Fidel2

Los zapaticos me aprietan

22 MARZO 2011
Mientras los reactores siniestrados despiden humo radiactivo en Japón, y aviones de monstruosa estampa y submarinos nucleares lanzan mortíferas cargas teledirigidas sobre Libia, un país norteafricano del Tercer Mundo con apenas seis millones de habitantes, Barack Obama le hacía a los chilenos un cuento parecido a los que yo escuchaba cuando tenía 4 años: “Los zapaticos me aprietan, las medias me dan calor; y el besito que me diste, lo llevo en el corazón”.
日本では、被害を受けた原子炉から放射能に汚染された煙が噴出し、北アフリカのわずか600万人足らずの第三世界国のリビアに向けては、容赦のない航空機と原潜が狙いを定めている。そんな時にバラク・オバマは、私が4才の時にでも聞いたような、戯言を長々とチリ人に向かって話していた。「僕の靴はとっても窮屈で、僕の靴下はとっても暖かいよ、僕は君が送ってくれたキスを心の中に抱き続けるお」(上手く訳せてません;が多分こんなニュアンス)

Algunos de sus oyentes quedaron pasmados en aquel “Centro Cultural” en Santiago de Chile.
サンティアゴ・デ・チレの文化センターの聴衆のなかには、彼の演説に呆れた人もいた。

Cuando el Presidente miró ansioso al público tras mencionar a la pérfida Cuba, esperando una explosión de aplausos, hubo un glacial silencio. A sus espaldas, ¡ah, dichosa casualidad!, entre las demás banderas latinoamericanas, estaba exactamente la de Cuba.
満場の喝采を期待して、いかがわしいキューバについて言及した後に、大統領は心配そうに聴衆に向けて視線を送ったが、そこにあったのは、凍りついた沈黙だけだった。彼の真後ろには、なんと、偶然の一致でしょうか!ラテンアメリカ中の国旗が並ぶ中、気が利いたようにキューバの国旗がそこにあったのです。

Si se volteaba un segundo sobre su hombro derecho habría visto, como una sombra, el símbolo de la Revolución en la Isla rebelde que su poderoso país quiso, pero no pudo destruir.
もし彼が少しでも振り向けば、彼の右肩越しには、まるで革命のシンボルが影のように見えただろう。強大な国が打倒を望んできたが、果たせなかった反逆の島のシンボルが。



確かに、偶然かそれとも図ってか、オバマ大統領の真後ろにはキューバの国旗が掲げられていたw
以下は、マスメディアに取り上げられた文面

Me sentí aludido en sus palabras.
私は彼に言及されたと感じた。
Presté, efectivamente, mis servicios a la Revolución durante mucho tiempo, pero nunca eludí riesgos ni violé principios constitucionales, ideológicos o éticos; lamento no haber dispuesto de más salud para seguir sirviéndola.
実際、長い歳月を私は革命に尽くしてきたが、危険から逃れたりせず、憲法上もイデオロギーにおいても、道義上においても、自身の信条を曲げてこなかった。私は良好の健康を保つことが出来ず、革命に従事することが出来なくなったことについては後悔しているが。

Renuncié sin vacilación a todos mis cargos estatales y políticos, incluso al de Primer Secretario del Partido, cuando enfermé y nunca intenté ejercerlos después de la Proclama del 31 de julio de 2006, ni cuando recuperé parcialmente mi salud más de un año después, aunque todos continuaban titulándome afectuosamente de esa forma.
私は病気になったとき、迷わず、第一書記を含むすべての権威と政治上の地位を辞職した。2006年7月31日の公示の後は、1年後、一時的に様態が回復した時でさえ、一切役職の権威を行使してこなかった。みんな引き続き、親しみを込めてこれまでの肩書き(第一書記)で呼びかけてくれたにもかかわらず。

Pero sigo y seguiré siendo como prometí: un soldado de las ideas, mientras pueda pensar o respirar.
しかし、私は約束したように、思考し、息の根がある限りは、これからも”理念のために闘う一兵卒”であり続けつだろう。



僕は正直言って、第一書記がどうこういう問題はあまり興味がない。このブログの題名で「カストロとゲバラに憧れ」なんて無垢なことを書いているが、僕はカストロさんの群を抜いた指導力、思考力に惹かれているだけなのだ。自らの信条を50年以上堅持してきた指導者が他にいるだろうか?僕は昭和の末期生まれだが、僕と同じ時系列に生きている政治家でカストロさんほど、カリスマを兼ね備えた政治家は他に知らない。日本の政治家なんかは足元にも及ばないだろう。

彼のように国際的視野を持ち、現在の情勢を論じ続ける人は希少な存在だ。共産主義に興味のない僕にとっては、カストロさんが第一書記の地位を辞職するかどうかなんて大した問題ではない。むしろ政治から離れることによって、執筆活動に集中することができるのではないかと期待したりする。だが、キューバ国民から愛され続けているカストロさんは、第一書記の座から離れることすら許されない。北の隣国が過酷な経済制裁やテロ行為を仕掛けてくる限りは。

いずれにしても、カストロさんの進退問題はキューバ国内の問題であって、来月の党大会を通じてキューバ国民が決めることだ。部外者である他国のものが口出しすることではない。
それなのにオバマ大統領は21日のチリの演説で、キューバの政治について非難している。
For Immediate Release March 21, 2011
Remarks by President Obama on Latin America in Santiago, Chile
Palacio de La Moneda Cultural Center, Santiago, Chile


↑の動画はキューバについての部分はキャスターが話していて途切れるが以下のようにオバマは演説している。

Let’s never waver in our support for the rights of people to determine their own future -- and, yes, that includes the people of Cuba. Since taking office, I’ve announced the most significant changes to my nation’s policy towards Cuba in decades. I’ve made it possible for Cuban Americans to visit and support their families in Cuba. We’re allowing Americans to send remittances that bring some economic hope for people across Cuba, as well as more independence from Cuban authorities.

Going forward, we’ll continue to seek ways to increase the independence of the Cuban people, who I believe are entitled to the same freedom and liberty as everyone else in this hemisphere. I will make this effort to try to break out of this history that’s now lasted for longer than I’ve been alive.

But Cuban authorities must take some meaningful actions to respect the basic rights of their own people -- not because the United States insists upon it, but because the people of Cuba deserve it, no less than the people of the United States or Chile or Brazil or any other country deserve it.


好き勝手なことを言ってますね。
もはやチリの演説では前の記事で紹介したブラジルのときのように拍手喝采はない。ニヤニヤしているのはピニェラ統領だけ。オバマ大統領が望むラテンアメリカは所詮、ピニュラのような富豪の腹を肥やすことでしかない。彼はチリに対して、TPPの促進、「対等なパートナー」を強調したが、これは貿易を通じた新たな搾取形態に他ならない。
結局は「進歩のための同盟」を呼びかけたケネディの時となんら変わってないのだ。所詮、同じ穴の狢でしかない。

早くもカストロさんはLas verdaderas intenciones de la “Alianza Igualitaria”対等なパートナーシップの真意
という考察記事を書かれている。これからも、ラテンアメリカをそして世界に向けた欧米の帝国主義政策を阻止するために、世界に向けてネット上でメッセージを発信し続けてほしい。”理念のために闘う一兵卒”として、あと20年は頑張ってもらいたい。
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