昨日、ラウル・カストロ氏が中国を訪問し、両国間の首脳レベルの会談が行われた。

温首相、カストロ氏と会談 中国、協力拡大方針示す 産経
中国の温家宝首相は6日、キューバのラウル・カストロ国家評議会議長と北京の中南海(中国共産党・政府所在地)で会談、貿易や科学技術、エネルギーなどの分野で協力拡大を図っていく考えを示した。



記事内では中ソ関係が持ち出されているが、もはや冷戦構造が崩壊して久しい。ソ連はとっくの昔に消滅し、中国は国内の経済が活性化し国力を培っている一方、格差拡大が凄まじい。

アナウンスは中国語で理解できないが↑キューバの国歌が人民解放軍によって演奏されている。日本政府が訪中した際、ここまで凛々しい対応をしてくれているのだろうか?キューバからすれば中国は遠い国だが、わが国にとって中国は隣国。外面は同じ東洋人で大差ないが、政治体制、価値観、国民性の大きな相違がある。

キューバと中国もそんなに仲が良いわけではない。互いが必要だからこそ、結びつく、それが外交なのだ。私見ではあるが、いまのキューバ、中国関係は、冷戦期のソ連との関係に少なからず似たものを感じる。キューバは経済面で彼らを必要とし、中国は地政学的に重要な位置にあるキューバとの関係を堅持することは、一つのカードになる。ラテンアメリカ進出の拠点にもなるだろう。かつてスペインがそうしたように。

わが国は、尖閣問題をめぐって対中関係が悪化している。領土問題は国益のぶつかり合いであるが、それを長引かせることは、両国の国益を損なう。もはやパンダどころの話ではない。

パンダは両国関係の潤滑油にすぎない。可愛いマスコットは、日中関係を象徴しているように報じられるが、それが本質ではない。両国の首脳が、腹を割って話し合う必要性を感じる。
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