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今日、広島で行われた平和記念式典にかつて原爆投下を命じたトルーマン大統領の孫が黙祷を捧げられたそうだ。

トルーマン元大統領の孫らも式典に 8月6日 12時3分 NHK
広島と長崎に原爆が投下された当時のアメリカのトルーマン大統領の孫に当たる男性が、原爆を投下したB29爆撃機の乗組員の孫の男性とともに、広島市の平和記念式典に参列し、原爆の犠牲者に祈りをささげました。
(...)
記者会見したダニエルさんは、「祈りをささげたときは、広島でこの瞬間に亡くなった人々の魂のことを考えていました」と述べました。
そのうえで、「私が広島にいることを快く思っていない人もいると思う。しかし、核兵器が二度と使われないよう自分が活動していこうという意識を新たにしました」と述べました。
また、ビーザーさんは「式典に出席することができ、心から感謝しています。広島の平和への精神をアメリカに持ち帰って広めていきたい」と述べました。



僕はこのトルーマン大統領を日本人として許すことは出来ない。孫には罪はないが、式典に迎えられた広島市民の方々の寛大さには脱帽させられる。

この大統領は合衆国の偽善を象徴している様は、彼の日記の一節を紹介するだけで十分だろう。以下はトルーマンの文章を保存している公式ページからの引用。

July 25 1945
1945年 7月25日
We have discovered the most terrible bomb in the history of the world. It may be the fire distruction [destruction] prophesied in the Euphrates Valley Era, after Noah and his fabulous Ark.
われわれは世界史上もっとも恐るべき爆弾を発見した。それはまるでノアの箱舟の物語で、ユーフラテス川渓谷で予言された破壊的な火災のようだ。
(...)
This weapon is to be used against Japan between now and August 10th. I have told (...) military objectives and soldiers and sailors are the target and not women and children.
この兵器はいまから8月10日までの期間に日本に対して使用される。
(...)軍地目標と兵士や水兵をターゲットにし、女子供は標的ではないそうだ。
Even if the Japs are savages, ruthless, merciless and fanatic, we as the leader of the world for the common welfare cannot drop this terrible bomb on the old Capitol or the new.
ジャップは野蛮人で、情け容赦なく、冷酷で狂信的である。しかしながら、われわれは共通の福利をを志向する世界のリーダーとして、この恐るべき爆弾を古都や新都に落とすわけにはいかない。
The target will be a purely military one
目標はまったくもって軍事的なものになるであろう。
(...)
It seems to be the most terrible thing ever discovered, but it can be made the most useful.
これ(原爆)は、かつて発見されたものの中で最も恐ろしいが、最も有益な爆弾になり得るであろう。

Harry S. Truman Library and Museum

この胸糞悪くなる文章の存在を知ったのは、カストロさんの考察欄を通じて。2010年にピースボートの一行と会談された際に書かれたものだが、その最後にこのトルーマンの文章のスペイン語訳が掲載されていた。
このトルーマンの野蛮な文章に対してカストロさんは次のように記され、執筆欄を締めくくられた。
Fue sin duda alguna, el mayor y más cínico asesinato de la historia.
それは史上最もシニカル(嘲笑的)な殺人であったに違いない。

Lo que jamás podrá olvidarse (Tercera parte)
私たちが決して忘れてはならないこと(第三部)


カストロさんは今年も含めて被爆者の方々と会談され、この問題について議論され、考察されてこられた。核戦争の危機の当事者であった方が、真剣にこの問題に向き合い考察されるということは非常に有意義なことに違いない。あの危機から今年でちょうど50年が経ったが、このことはまた別の項で色々な視点から描いてみたい。

2003年に広島を訪問されたカストロさんは、前のゲバラの記事で紹介したいわゆる「平和のためのメッセージ」として次の言葉を残された。
“Que jamás vuelva a ocurrir semejante barbarie”
二度とこのような蛮行が繰り返されてはいけない。

キューバ共和国国家評議会議長フィデル・カストロ・ルス2003(平成15)年3月3日 平和へのメッセージ

カストロさんにしては短い言葉だが、あの悲惨な記録資料を目の当たりにされた直後の言葉ということを考えれば、その重みが伝わってくる。
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