あけましておめでとうございます。ことしもFBページと併せてブログの方も宜しくお願いします。

先月中旬にカストロさんが記された、ベネズエラのチャベス大統領に対する称賛の記事を訳して、未来世紀ジパングの番組がその日に放送される記事を書いてから、自分のブログの存在を忘れていました。。。年末に悪質な風邪をひいてしまったことが寄与したのかもしれません。思ったことを、とりとめもなく書いているブログですが、これからも宜しくお願いします。

今日はNHKのクローズアップ現代で、1時間超の気合の入った番組「エネルギー大変革~岐路に立つ日本の資源戦略~」を観てこの問題について考えさせられました。脱原発運動には比較的、関心のない僕ですが、日本の将来のエネルギー外交のあり方については、なかなか興味深いものを感じさせられます。

2011年3月の大震災に伴う福島原発事故は、日本人にエネルギー戦略の再考を迫りましたが、TVなどを観ているとまったくといっていいほどこの問題を取り上げていません。脱原発運動については一部報じていますが、やはり肝心なことはその先をどう考えていくかということ。そのヒントとなる情報を報じるのがテレビに代表されるマスコミの務めですが、彼らはその使命を怠っているように見受けられます。

今日のクローズアップ現代のタイトルは「エネルギー大革命」。革命という言葉は、何事も急速に移ろってゆく今日においてはありふれた言葉ですが、そもそも革命という言葉が指す意味はなんだろうか。カストロさんの言葉を拝借すれば、
Revolución es sentido del momento histórico; es cambiar todo lo que debe ser cambiado
革命とは歴史的な瞬間における観念である。変革すべき、あらゆるものを変革することである。

つまりこのエネルギー大革命もまた、歴史の流れの中の観念であり、変革を余儀なくする時代の流れということですね。カストロさんは革命について次のようにも述べられています。
es emanciparnos por nosotros mismos y con nuestros propios esfuerzos;
我々自身の手で自由を実現することである

バティスタ独裁からキューバ人民を解放されたカストロさんですが、それはキューバ国民一人一人の努力があり実現出来た革命。つまり革命とは、自由を勝ち取るというものにせよ、なんにせよ、一人一人が自らの起ち上がって行うこと。こういった観点から考えれば、エネルギー大革命においても、日本国民ひとりひとりがこの問題の本質を直視し、立ち上がる覚悟が求められるということが分かりますね。

Concepto de Revolución 革命のコンセプト より
上記の文章は下記の演説でカストロさんによって読み上げられていますが、革命の本質を示す文章として、国歌などと並んで上記のCubaDebateに全文が記されています。


僕は原発問題に関しては、推進でも脱原発派でもどちらでもありませんが、番組を観てこの問題を考える際は、エネルギー戦略からの考察が必要だということを改めて感じさせられました。原発をなくす運動をすることも大事なことに違いありませんが、重要なことは日本がこれからどのようにエネルギー源を確保していくかということを、国民一人一人が考えることですね。日本の場合、鍵となるのはやはり技術力に違いありません。

こないだ「未来世紀ジパング」の番組を通じて、ベネズエラにおける石油開発の事例を知りましたが、そこでも日本の企業がプラント建設に携わっていて、日本の技術力が海外で活かされていました。今日のクローズアップ現代では取り上げられませんでしたが、エネルギー源の輸入ルートの多角化という観点から考えれば、将来ベネズエラの石油は軽視できませんね。

今日の番組の冒頭では、合衆国におけるシェール革命が紹介されていましたが、合衆国は自由貿易協定を結んでいる国に対して優先的に輸出するそうですね。こうして考えれば、エネルギー問題においてもTPPが密接に関わってきていることが分かります。

冷戦時代同様、合衆国に依存していくか、それとも外交関係を多角化していくか、いずれにせよ日本人は合衆国との関係をどうしていくかという問題に真剣に向き合わなければなりませんね。

また、これまで日米で育んできた原子力の技術をどう活かすかということも視野に入れて、原発問題を考える必要があります。隣国の中国、韓国ではこれから原発が建設されていき、他の近隣諸国でも日本の原子力の技術が求められています。福島原発の教訓を活かし、安全な原子力発電所の操業のために日本が国際社会に貢献できることは何かということも考える必要があります。

いずれにせよ、この番組を観て、日本の技術をどう生かしていくか、が試金石になるということが分かりました。エネルギーの分野においては、日本は資源を輸入し、技術を輸出するという立ち位置にありますが、そのことを国民ひとりひとりが認識し、資源外交のあり方について考えなければなりません。

上記の革命の本質を説く演説で、カストロさんは次のように締めくくられています。
Revolución es unidad,
es independencia,
es luchar por nuestros sueños de justicia para Cuba y para el mundo,
革命とは一つのまとまりであり、独立であり、
キューバや世界中の我々の理想のために闘うことであり
que es la base de nuestro patriotismo, nuestro socialismo y nuestro internacionalismo.
それは我々の愛国心や、社会主義、国際主義の礎(いしずえ)である


社会主義は日本に必要ないかもしれませんが、これを日本に置き換え、日本人は大革命の潮流に乗り、新たな時代を切り開いていかなければなりません。資源外交においては、なにより愛国心から国益のために大国の圧力に屈せず独立を護り、同時に日本の優秀な技術力を以って国際社会に貢献していかなければなりませんね。
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://hastasiempre.blog104.fc2.com/tb.php/459-1a8a8862