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1953年1月28日、キューバの国父ホセ・マルティの生誕100周年の前夜、カストロさんが率いるデモ隊がバティスタ独裁に対し抗議する為に行進した。皆の手には松明が握られていた。
炎
この行進は革命後は毎年恒例の行事のようで、去年も軽く紹介しました。今年のマルティの生誕日はキューバが議長国を務めるCELAC第二回サミットと重なります。今年のはマルティが提唱した「われらのアメリカ」に対する灯火にもなりそうですね。
2011.01.30 ホセ・マルティの灯火がハバナを照らすFuego martiano ilumina las calles de La Habana

la Marcha Nacional de las Antorchas
FEUと横断幕に書かれていますがこれは、Federación Estudiantil Universitaria(大学学生連盟)。
CubaHoraの記事で、松明のつくり方が説明されていましたw
Marcha Nacional de las Antorchas: un mar de fueguitos (+Fotos)(+Video)

60年前のマルティ生誕日前夜に行われた際に掲げられた灯火は、バティスタ独裁打倒、つまりキューバ国民解放のメッセージが込められていた。革命気運が高まり、同じ年の7月26日、カストロさんらがモンカダ兵営を襲撃しました。しかしながら、兵営襲撃は失敗、そんなときカストロさんら憂国の志士の頼もしい拠り所となった人物が国父ホセ・マルティだったのです。襲撃を正当化する有名なカストロさんの演説「歴史は私に無罪判決を下すであろう La Historia me Absolverá」での次の一節がそのことを物語っています。
Parecía que el Apóstol iba a morir en el año de su centenario, que su memoria se extinguiría para siempre, ¡tanta era la afrenta!
使徒マルティが彼の生誕100周年の年に消え失せようとしているかのように思えた。マルティの思い出が永久に消えてしまうようだった。なんたる屈辱か!
Pero vive, no ha muerto, su pueblo es rebelde, su pueblo es digno, su pueblo su fiel a su recuerdo; hay cubanos que han caído defendiendo sus doctrinas, hay jóvenes que en magnífico desagravio vinieron a morir junto a su tumba, a darle su sangre y su vida para que él siga viviendo en el alma de la patria.
しかし彼は生きている、死にはしなかったのだ。彼の人民は反抗心にあふれ、彼に相応しく、彼の思い出に誠実な人民である。彼の主義を護り、倒れていったキューバ人がいる。祖国の魂の中に生き続けるために、崇高な償いの意思を示し、血を流し命を投じ彼の墓のもとに死んでいった若者がいる。
¡Cuba, qué sería de ti si hubieras dejado morir a tu Apóstol!
キューバよ、もし、祖国の使徒を死に絶えさせたままにさせたなら、一体どうなっていたことだろう!


わがキューバ革命 (1961年) (新しい人間双書)
訳出には池上幹徳訳「わがキューバ革命」(理論者、1961年)を参照しました。

モンカダ兵営襲撃から60年後の今日、上記にも書きましたが、チリでCELAC(ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体)のサミットが開催される中、恒例のデモ行進がキューバで行われる。マルティの生誕日にキューバが議長を務めるサミットが開かれるのです!

マルティはキューバの国父としての側面を持つ一方、彼の有名な論文「われらのアメリカNuestra America」が掲げる思想は、キューバという国の枠組を超えたものでした。CELACの創設に貢献したチャベス大統領が敬愛するボリーバルの思想がそうであるように。そしてアルゼンチン人でありながら、ラテンアメリカの革命を志向してキューバ革命に参加したゲバラも国の枠組みを超えていきました。

マルティの言葉はカストロさんの演説でしばしば引用されますが、ゲバラもまたマルティの生誕日での演説で上記の視点から演説を行っている。
Hoy se cumple un nuevo aniversario del Natalicio de José Martí,
今日、ホセ・マルティの新たな生誕記念日を迎えた。
....
Martí fue el mentor directo de nuestra Revolución,
マルティは私たちの革命、直々の恩師であった。
el hombre a cuya palabra había que recurrir siempre para dar la interpretación justa de los fenómenos históricos que estábamos viviendo, y el hombre cuya palabra y cuyo ejemplo había que recordar cada vez que se quisiera decir o hacer algo trascendente en esta Patria...
私たちが歩んで来た歴史の現象をしっかり心得るために、常に助けを求めなければならなかった人物なのである。国事について極めて重大なことを発言したり、行うたびに、その言葉と模範を想起しなければならない人物なのである。
porque José Martí es mucho más que cubano; es americano; pertenece a todos los veinte países de nuestro continente y su voz se escucha y se respeta no sólo aquí en Cuba sino en toda América.
なぜならホセ・マルティはキューバ国民をはるかに超えた存在、つまりアメリカ大陸の民であったのである。マルティは私たちの大陸の20ヵ国以上のすべての諸国に属し、彼の声はキューバに限らず、アメリカ大陸全土で傾聴され、尊重されているのである。

Discurso en la conmemoración del natalicio de José Martí.
28 de enero de 1960

またゲバラは国連総会での演説でもマルティを引き合いにだし、自らがキューバ革命に参加することの意義を示し、キューバの国父の理念を国外へ発信しました。

2011.11.22 キューバ人であり、アルゼンチン人でもあるチェ・ゲバラ~国連総会で真の国際主義を訴える~
ゲバラとカストロさんの思想の共通項はまさにマルティのラテンアメリカ主義にあるといえます。そしてその原点はチャベス大統領が敬愛するボリーバルにあるわけです。この思想が現実の政治に、つまるところCELACのような共同体でどのように活かされ実現していくか、今後の成り行きが気になるところですね。

そして、われわれアジア人もまた彼らから学ばなければなりません。そういった観点からも、この地域共同体のテーマは興味深いものですうね。
cf
2011.12.03 ラテンアメリカの真の連帯機構CELAC設立に向けて~ゲバラの悲願への第一歩~
2012.02.04 第二次ハバナ宣言から50年~起ちあがったホセ・マルティの「われらのアメリカ」~
2012.04.18 マルティの「われらのアメリカ」の人民は目覚めた~親米国にも見限られた合衆国~
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