ストーン監督が来日されるということもあって、NHKのBSで今日も再放送されます。
■シリーズ オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 第1週(再)

明日の深夜は「第3回 原爆投下」。この回は書籍版だと第4章に対応します。
今日は書籍版の第4章を読んでいたんですが、英語の勉強になりました。この章の最期に物理学者フリーマン・ダイソンによる第二次世界大戦時に兵士の人間性が失われていく過程の説明が記されています。彼は無防備な日本人を殺戮することに不快感を覚えつつも成す術もない自分に虚無感を覚えられていた。

連合軍の空爆によってどれだけの日本人の血が流れたか、考えるだけで悍ましいことに違いない。それでも兵士は命令通り任務を遂行しなければならない。たとえ魂の抜け殻になっても。

ダイソンによればこの時の兵士の心情をシェイクスピアがマクベスで描写しているという。
I am in blood. Stepp'd in so far, that, should I wade no more, Returning were as tedious as go o'er.”
「血の流れにここまで踏み込んでしまった以上、今さら引き返せるものではない。思い切って渡ってしまうのだ」

マクベス (新潮文庫) 福田 恒存 (翻訳) より

マクベス (新潮文庫)マクベス (新潮文庫)
(1969/09/02)
シェイクスピア

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このストーン監督の作品では科学者としてこの大戦に係わったオッペンハイマーの苦悩も描いている。「風立ちぬ」で話題の堀越さんとも重なるオッペンハイマー。彼らの心情も興味深い。
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