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今日はラテンビート映画祭で「暗殺者と呼ばれた男(原題:Roa) 」を観てきました。この映画はカストロさんも当事者として関わったボゴタ騒動を扱っていています。コロンビアはいまでも政情不安定ですが、映画の舞台はさかのぼること1948年、カストロさんがまだハバナ大の学生だったころの話ですが、戦後、合衆国がラテンアメリカで共産主義を封じ込める目的で、コロンビアの首都ボゴダで第一回米州機構会議OASが開かれようとしていたときのこと。

この米州機構会議(英: Organization of American States、略称:OAS)は西語ではLa Organización de los Estados Americanos (OEA) ですが、キューバ革命とも係り深い機構なので何度かこのブログでも取り上げました。
2011.07.09 中南米で孤立するアメリカ合衆国~OEA(米州機構)からCELAC(中南米カリブ海諸国共同体)へ~

2011.08.08 ゲバラ 国際政治の初舞台演説 en Punta del Este, 8 de agosto de 1961

キューバ革命後、上記リンクのゲバラが参加し演説を行ったプンタ・デル・エステで開催された米州機構の会合の翌年、キューバはこの機構から除名されます。共産主義を封じ込めることも一つの大きな目的でしたが、キューバ革命が合衆国の国益を脅かしていたからこそ、合衆国はラテンアメリカで第二のキューバ革命が起きることを恐れていんですね。

映画の舞台だった1948年もラテンアメリカにはアルゼンチンのペロン大統領らが合衆国やイギリスの外資から煙たがられていました。人民から愛される指導者は彼らにとって不都合な存在であることはいつの時代も変わりません。この映画のコロンビアの人民党党首で自由党の最もカリスマ的な指導者ホルヘ・エリエセル・ガイタンも、コロンビアが外資から搾取されている現状を変えようと試みた指導者でした。

この映画を観て衝撃的だったのは、暴動の描写。史実を知っていたので最後にそういう展開が待っているだろうなと予想はしていましたが、実際に映像で観ると度肝を抜かれました。ガイダンが暗殺された後、主人公のロア青年が薬局に逃げ込むんですが、ガイダンを愛する民衆が薬局のシャッターを押しあけてまで彼に「なぜガンダンを殺したんだ!」と詰めかけます。リンチを防ぐため警官が暴徒からロア青年を護ろうとしますが、抑えきれずシャッターもこじ開けられ民衆がなだれ込むんですが、さながらバイオハザードのゾンビが襲いかかってくるような、あるいはそれ以上の恐怖を感じさせるものがありました。。その後、ロア青年は路上に引きずれ酷いリンチが始まります。。

Wikipediaの暗殺とボゴタ暴動の項目でも解説されていますが、この顛末をカストロさんは目撃されています。ガイダンを支持する人民の革命に助太刀したカストロさんは、人民の怒りが制御されない革命は暴動に終始することを痛感しましたが、このときの経験を糧にカストロさんは愛国主義者から革命家へとステップアップしました。

冒険者カストロ (集英社文庫)冒険者カストロ (集英社文庫)
(2005/11/18)
佐々木 譲

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佐々木 譲さんの「冒険者カストロ」にボゴダ騒動におけるカストロさんがドラマチックに描写されています。

明日も政治色のある映画「NO」を観ようと思います。ガエル・ガルシアが主演でハバナの映画祭で珊瑚賞を勝ち取った作品です。
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