昨日はキューバ旅行のレポの序章にもかかわらず多くの方に見ていただき、旅行記を書いていくモチベーションがあがりました。今回も実は到着早々ちょっと夜のハバナ旧市街地を探索してみただけの体験なので、やや退屈な感じですが、旅行記は時系列順に記していこうと思います。

タクシーの運転手さんと空港の網タイツを履いた職員について話していたところまで書きました。予約していたホテルはスペインのイベロスター・グループの“パルケ・セントラル“。文字通りハバナのセントラル公園(Parque Central)の近くに位置する5星ホテルで、サラトガを除けばハバナで最も高値のホテルです。慣れない海外旅行ということもあり、前半の2泊はセキュリティーがしっかり行き届いているホテル・パルケ・セントラルに泊まることにしました。
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スペイン風コロニアル様式の外観。大聖堂と大劇場はバロック建築だそうですが、コロニアル建築との違いの見分け方はあるのでしょうか?いずれもエレガントな雰囲気です。

日付がちょうど変わろうとしている時間帯にもかかわらず、チェックインの手続きをしている旅行客でロビーは混雑していました。僕のまえに並ばれていた英語圏の方はどうやら別館の客室をあてがわれたそうで、気の毒だなと思いながら話を聞いていたのですが、かくいう僕も別館に回されてしまいました…客室が427もある割には余裕がないんですね。仕方なくぼくもスーツケースを引いてエレベーターで別館への地下通路に降り、別館でチェックインの手続きを済ませ、ようやくホテルの部屋に落ち着きました。あと15分で日付が変わります。
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部屋にはモロ要塞とカピトリオ(旧国会議事堂)の絵画が飾られていました。僕にはぜいたくすぎる部屋ですね。そういえばこのホテルの屋上にあるプールサイドからはカピトリオと市街を見渡すことが出来るそうです(残念ながら行きそびれましたが)。一人旅で僕が泊まったホテルの中ではもっとも高級な部屋でしたが、同時にもっとも滞在時間が短かった部屋でもありました。滞在中はなんとも感じなかったのですが、今から振り返るともったいない話ですね!

さて、これからどうするか…機内では飲食とトイレ以外の時間、ほとんど寝て過ごしたこともあり、このままベットで就寝する気にもなれず、カメラを持ってちょっと旧市街をぶらついてみることにしました。
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別館出入り口からとりあえずセントラル公園へ。深夜ですが、公園のほうから聞いたことがない鳥の鳴き声が聞こえてきます。
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最初に見えてきたのは隣接するプラサ・ホテル。
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1909年に建てられた古いホテルですが、プラド通りに面したこの辺りには他にも大劇場近くにあるイングラテーラやテレグラフォ、サラトガなど老舗ホテルが建っています。外観を見るだけでも見応えがありますね。
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ホテルを出て最初に辿り着いたのはセントラル公園内のホセ・マルティ像。キューバの国父です。マルティ像は後ろのホテルや街灯からの光に照らされていました。そういえばマルティの著書「黄金時代」のラテンアメリカの3人の英雄についての話の冒頭でこんな話がありました。カラカスに着いた旅人は最初にボリーバルの銅像を訪れ、その前で涙を流したと。同様にハバナを訪れた旅人がまず訪れるべき場所は、このマルティ像なのかもしれませんね。

しばらく像の前にたたずんでいると、怪しげな人が近づいてきたので、用心のため公園向かいの大劇場のほうへ足早に立ち去りました。キューバは同じカリブ海の島のジャマイカのように殺人が横行する国ではなく、治安がラテンアメリカの中で最も良い方の国ですが、観光客を狙ったスリなどは横行しているそうです。特に夜は怪しい気配を察知したらすぐにその場から立ち去るのが身のためです。
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修復工事中のガルシア・ロルカ劇場。スペイン風バロック建築だそうですが、イルミネーションが綺麗ですね。奥に見えるのは先に触れましたホテル・イングラテーラ。
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まだ開いていたバーも除いてみました。このスロッピー・ジョーズ・バーは歴史あるバーで、革命前は客の9割が合衆国の観光客を占め賑わっていたそうです。もともと別の場所にあったそうで48年間もの長いあいだ閉鎖されていましたが、一昨年にこのプラサ・ホテルの近くの場所で再びオープンしたそうです。

時刻は0時半。ホテルに戻ってもいいのですが、まだ寝付けそうにないのでビシタクシー(自転車タクシー)で大聖堂があるカテドラル広場へ向かうことにしました。深夜にもかかわらずタクシーの客引きが声をかけてきましたが、「チーノ(中国人)」という呼びかけに対し頭にきて終始無視するか言葉がわからないふりをしてきました。

良さそうなビシタクシーはないかな…周りを見渡すとパルケ・セントラル前の一角に駐輪し、座席にもたれ休んでるビシタクシーの若い青年を発見。4ペソでカテドラル広場まで連れて行ってくれないかとこちらから声をかけてみたら応じてくれました。
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エンペドラード通り(Calle Empedrado)を東に走りカテドラル広場に到着です。エンペドラードは西語で「(道路などに)敷石を張られた」の意なのですが、この通りはハバナで最も古い石畳の道だそうです。乗っている間、帰りはどうするか聞かれましたが、写真を撮っている間に待ってもらうのも気の毒だし、元来た道に戻ればいいだけだから自分の足で帰ることにしました。
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ビシタクシーの青年が立ち去ると、ほんとうに一人ぽっちになってしまいました。目の前は見事な大聖堂が建っていますが、誰一人いません。深夜にライトアップされた大聖堂を独り占めし満足感に浸っていると、どこからともなく犬がやってきました。
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僕の目の前を横切りカテドラル広場を堂々と闊歩しそのまま去っていきました。まるで夜の旧市街をパトロールしているかのようです。
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もう少しここに居てもよかったのですが、明日のことを考え元来たエンペドラード通りに引き返しました。
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この写真はエンペドラード通りとハバナ通りの交差点で撮ったものだったかな…誰一人歩いていませんが、街灯や建物からの光で通りが照らされているので安心して帰れます。念のためポケットに入る携帯懐中電灯を持参しましたが、旧市街地では出番がありませんでした。
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キューバの国旗がペイントされた建物。
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途中で何匹か野良猫を発見。旧市街地ではよく放し飼いの犬や猫を見かけましたが、彼らの便も同じぐらい落ちているので、特に夜歩くときは要注意です。この写真を撮ってたら、後ろから急に「わたしがこの子たちの面倒を見ているのよ」との声がしました。
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びっくりして振り返ると、ビニール袋を持ったお婆ちゃんがいました。みんな可愛いですねと話すと、お婆ちゃん耳が遠かったのが僕の発音が悪かったのか分かりませんが、同じことを、「わたしが子猫たちの面倒をみているのよ」と同じようなことをブツブツ言いながら猫に餌をやって去って行かれました。ちょっと話をしてみたかったのですが残念です。別れの挨拶だけ言うと笑顔で応じてくれはりました。
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途中で見かけたパン屋さん。
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フランシスコ・デ・アルベアール像前。ハバナに到着した夜は綺麗な満月でした。
ようやくホテル近くまで戻ってきたのですが、怪しげな人とすれ違い心細く感じたので、角に立っていた警察官に帰る道を訊いて早々とホテルに引き上げました。

聞いた道順通りホテルに戻ると、本館から間違って入ってしまったのでそのまま地下道で連絡通路へ。別館フロントへ上がる階段前に遺跡があったので眺めていると、ホテルの方が挨拶してきました。
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遺跡について聞いてみると目の前にある壺などはホテルを建てるときに発掘されたものだよと説明してくれはりました。ハバナは歴史ある都市ですから、京都ほどではないにしても掘ればいろいろなものが出てくるのかもしれませんね。

旧市街地を探索し、ハバナの歴史とロマンを感じさせられた夜でした。

次回は早朝のマレコン通りについてレポートします。満月が幻想的な雰囲気をかもし出し、通りでは良い人とも出会えたので、今回の旅行記の中で良いレポになるのではないかと思います。ご期待ください!
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