NHK国際放送の番組“Core Kyoto”が面白い。京都を舞台に様々なテーマを扱っていて、毎週木曜日に再放送されていますが、放送日から2週間限定でオンデマンドにていつでも視聴可能です。

http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/vod/corekyoto/20150827.html

Posted by How to explain Japanese culture in English and Español on 2015年9月4日

Belief in Kannon: The God of Mercy Redeems All、「観音信仰:慈悲を以てすべてを救済する神」。冒頭では清水寺の恒例行事、青龍会が紹介されています。観音様の化身のドラゴンが春雨のなか境内を舞っている様子は壮観です。一度は観に行ってみたいものです。

青龍とは東をつかさどる守護神なのですが、これは先週の通訳案内士の歴史の試験に出題されたので記憶に新しい。朱雀は南、青龍は東をつかさどる聖獣であることは知っていたのですが、西の白虎と北の玄武を取り違えてしまいました。また来年、出直して来いといったところでしょうか。

“The Kannon of Kiyomizu-dera”(清水寺の観音)では「今年の漢字」でも知られている森清範貫主が語られる秘仏と神道との関係が興味深い。

先月行ってきた三千院の阿弥陀三尊像も紹介されていたのですが、少し開き、上半身を前屈みにしている“大和坐り”は、すぐに救いの手を差し伸べる姿勢を表現しているという。

ほかにも先月、六道参りで観て来た六道珍皇寺の「熊野観心十界曼荼羅」が六道の説明で紹介されていました。生々しい地獄の描写は印象的ですが、六道参りの際は暗い境内にライトアップされた曼荼羅を観て度肝を抜かれる思いをしたものです。迎え鐘は大行列で境内も混んでいましたが、あの独特の鐘の音の効果でしょうか、境内は厳かな雰囲気に包まれていました。参拝者はほぼ日本人でしたが、コロンビアとメキシコから来られた観光客と死生観の違いについて話したのが印象に残っています。とくにメキシコの死者のお祭りの雰囲気とは対照的です。

洛陽三十三所観音霊場の紹介で紹介された金戒光明寺は先月、真如寺からスペイン人観光客を平安神宮まで案内した際に寄ったのですが、吉備観音の由来については解説せず、仏像一般や蓮が象徴するもの、三門の説明など基本的な説明に終始していました。次回、訪れる機会があれば、遣唐使、吉備真備についても触れてみたいものです。

金戒光明寺の住職さんが番組で述べられているように、例えば一生懸命やっても努力が報われない時、日本人は観音様の下に拝みに行く。巡礼者の方が述べられているように、その日の心の持ちようによって、観音様の表情が変わって見えたりする。このような日本人の観音信仰についても海外の方に説明できればと思いました。
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