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きょうNHKスペシャルで放送された新・映像の世紀「第5集 若者の反乱が世界に連鎖した」では、ゲバラがいかに60年代の若者に影響を与えたかが紹介されていました。後記でも触れますが、毛沢東の文化大革命の映像は初めて観ただけに衝撃的でした。ワイルド・スワンなど書物を通じて、あの文化大革命の狂気の沙汰を知っていましたが、映像からはまた違った印象を受けますね。

番組では具体的に紹介されませんでしたが、ゲバラの映像が若者を刺激した事例としては、61年ウルグアイのプンタ・デル・エステで開催された米州機構経済サミットでのゲバラの演説を挙げることが出来る。この時の演説はユネスコ記憶遺産のアーカイブなどで視聴可能。合衆国がキューバ革命に対抗するためラテンアメリカの団結を企てたのに対し、ゲバラが強い調子で抗議している演説は観る者をも熱くさせます。

Fuente: Fragmento del discurso en la reunión del CIESPunta del Este, el 8 de agosto de 1961Video ( "Memory of the...

Posted by チェ・ゲバラ研究室Despacho del Che Guevara on 2012年6月10日

ゲバラがこの演説で声高に述べているように、キューバ革命のメッセージは国境を超えて世界へ行き渡りました。映像に関してはテレビなどあらたな媒体が、これに拍車をかけたことは言うまでもありません。

この映像は主にラテンアメリカの若者を刺激し、ケネディの対キューバ策「進歩のための同盟」に反対する抗議デモが各地で起きました。各国政府は合衆国の方針に追随しますが、ゲバラが暴く合衆国の偽善に多くの若者が同調しました。その熱狂ぶりは米州機構経済サミットで滞在中のウルグアイの大学でゲバラが行った演説の記録音声からも感じ取れるのではないでしょうか。

一方で、閉鎖的な中国の情報については、正確に欧米へ伝わっていなかったことも、今日の番組を通じて改めて感じさせられました。ヨーロッパでゲバラと毛沢東のポスターが並べて掲げられている映像が紹介されていましたが、欧米ではゲバラ同様、毛沢東も若者を虜にしていたという。狂気の文化大革命の映像、少なくとも毛沢東体制に不都合な映像は欧米へ伝えられることはありませんでした。

ゲバラはあの有名な写真のイメージが先行しますが、彼の影響力を”映像”という視点から見つめ直すのもなかなか面白いかもしれませんね。
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