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 「文学は熱い火である」"La literatura es fuego"とは、バルガス・リョサが1967年にロムロ・ガジェゴス賞Premio Rómulo Gallegosの授賞式の際のスピーチで述べた言葉。この賞はスペイン語で書かれた最も優れた作品に与えられ、その第一号にリョサの「緑の家」”La casa verde”が選ばれた。ちなみに第二号にはガルシア・マルケスの有名な「百年の孤独」Cien años de soledadが受賞している。

緑の家(上) (岩波文庫)緑の家(上) (岩波文庫)
(2010/08/20)
M.バルガス=リョサ

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 授賞式での言葉通り、この作品からはリョサの小説家としての熱い情熱が感じ取れる。前回、僕は「楽園への道」El Paraíso en la otra esquinaを読んでリョサの魅力にハマったのだが、今回は前回とは比べ物にならないくらい厄介だったw
1つの章に5つのエピソード入り交ざり、時代も舞台も容赦なく移り変わる。楽園への道は最近書かれた小説だが、この小説は60年代に書かれている点も考えると、リョサの若さをも感じ取れる。決して万人受けするタイプの小説家ではないだろう。僕は下巻を読むころにはすっかりこの小説に夢中になってしまっていた。ただし、前回よりも倍近く読了するのに時間がかかってしまったw。。。。。。
Mapa-novela-la-casa-verde.jpg

 作品の舞台は、ペルーのアマゾン奥深くにあるイキートスIquitos、アマゾン源流地域のサンタ・マリア・デ・ニエバSanta María de Nievaそして、アンデスの反対側の太平洋側にある砂漠の町であるピウラPiura。この小説を読んでいくと、ペルーには様々な文化、民族、宗教が存在することが分かるが、それぞれが絡み合う点にこの小説の面白さがあると思う。ピウラの町についての描写はリョサ自身の幼いころの経験を元に描かれている点も生々しい。
 この小説にはインディを率いて略奪行為をする日系のフシーアが登場するが、ペルーの日系はフジモリといい、あまり良いイメージが持てないっすねw登場人物の中では僕はフシーアにどことなく魅力を感じる。
 
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